つい先日、ポケモンGOのイベントでニューヨークに行ってきました。45歳にして人生初のニューヨーク! ぶっちゃけ当初は単なる街の1つだと思っていたんですが、ちょっとニューヨークだけはこれまで訪れたどの都市とも違いましたね。

言葉にするのは難しいんですが、随所で「これが世界一の街か」と思わずにいられませんでした。で、この記事では私が「日本と全然違う!」と感じた2つのことについてお知らせしたいと思います。

・懐の広い街

まず「ニューヨークの何がすごかったの?」と言われたら、私は「懐が広かった」と答えます。ここ数年、日本で1番懐の広い街は「新宿2丁目」だと思っているんですが、その規模が何万倍単位なのがニューヨークという街でした。

とはいえ、私はたった1度だけニューヨークに足を踏み入れただけのド素人であることに変わりはありません。もしかしたら熟練のニューヨーカーたちからは「それは違うぜ!」なんて指摘をいただくかもしれませんが、そういうヤツが書いてると思ってご一読ください。

で、私はクイーンズにある知人の家に宿泊しており、活動は主にマンハッタン。滞在中は100km以上練り歩いたんですが、そこで最も「日本と違う!」と感じたのは以下の2つのことでした。



・その1:「歩行者が誰も信号を守らない」

まず驚いたのが、信号を守る歩行者がほとんどいなかったことです。さすがに片道3車線以上ある大きい道路を渡る人は滅多にいませんでしたが、一車線の道路では誰もがあたり前のように信号を無視していました。

要するに信号が赤であろうと車が来てなければ躊躇なく渡っちゃうんですね。子どもの手を引いて信号無視するお母さん、なんならベビーカーを押して信号無視するお父さんも見かけました。

ニューヨーク在住歴30年の知人によると「ニューヨークで信号を守る人なんていないよ(笑)。守ってるのは観光客だけ」とのこと。もちろん法律には触れているのでしょうか「この合理性がニューヨーカーか」と変な感心をしてしまいました。

ただし、アメリカ在住の他の知人によると「警官に見つかると罰金100ドル(うろ覚え)だよ」と言っていたので、行かれる際はどうかご注意を。ただ本当に信号を守っている歩行者はほとんど見かけませんでした。


・その2:「街にトイレが無い」

冒頭でもお伝えした通り、私の目的はポケモンGO。つまりマンハッタンを隅から隅まで練り歩いていたんですが、トイレが無いことは本当に困りました。いくらなんでも少なすぎでしょ、ニューヨークのトイレ。

ほら、日本だと駅やデパート、コンビニや公園……などなど、その気になればいくらでもトイレがあるじゃないですか? でもニューヨークの駅にはトイレが設置されておらず、初日は非常に危険な状況に陥りました。

私はNY中心部にある「ブライアント公園」のトイレを “命のトイレ” と呼んでいたんですが、初心者にとってニューヨークのトイレの少なさはハードすぎます。後になって知ったことですが「トイレマップ」みたいなアプリもあるみたいですよ。

先ほどのニューヨーク在住歴30年の知人は「昔は地下鉄にもトイレがあったんだけど、ホームレスが住み着いたり、ドラッグを売る人が入り浸ったりしちゃって無くなった」と言っていましたが……なるほど。とにかくニューヨーク散策はある意味で “トイレクエスト” でした。



・おまけにもう1つ

なお、これはニューヨークでは無いんですが、アメリカの航空会社って何であんなに寒いんでしょう? なんなら既に空港から寒いです。もうね、キンキンもいいところですよ。「乗客を生鮭か生肉だと勘違いしてるとしか思えないレベル」と申し上げておきましょう。夏でもアメリカに行くなら長袖は必須です。

円安も相まって泣けるほど旅費は高かったんですが、私は「NYに行って本当に良かった」と心の底から思っています。本当にオンリーワンの街だったので、機会があればぜひニューヨークにお出かけになってみてくださいね!

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼地下鉄には何回も乗りました。

▼ニューヨークだけは1度は行って欲しいと思いました。

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