ごくごくあたり前ではあるが、日本の常識が世界の常識とは限らない。ややお堅い言葉を使うと、同じ価値観を共有しているハズの西側諸国ですら、現地に行ってみると「マジで?」と驚くことが少なくない。

この夏、当サイトの “アホの上司” ことYoshioが、お姉さんの住むアメリカ・サンディエゴに出かけたそう。この記事ではアホの上司が感じた「サンディエゴで驚いたこと27選」をお届けしたい。

・2週間の旅

2023年8月、Yoshioはサンディエゴにいた。これまでサンディエゴへは5回以上訪れているYoshioだが、今回は特に「物価の高さにびっくりした」とのことである。うむ、キツいよね、アメリカ。ヤバいよね、円安。

滞在中は「チップのあるレストランへは1回だけ」「ほとんど自炊、もしくはテイクアウト」と語るYoshioだが、仮に1ドル100円だったとしても「サンディエゴの物価が安いとは思えなかった」と話していた。

そんなYoshioからサンディエゴでのエピソードを徹底ヒアリング! 以下でYoshioがビックリした「サンディエゴで驚いたこと27選」を、Yoshioの語りでご覧いただきたい。


1: 飲食店やスーパーなどに普通に犬を連れたお客さんがいる

マクドナルドやイン・アンド・アウト・バーガーなどのハンバーガーチェーン店、トレーダー・ジョーズやウォルマートなどのスーパーマーケットなど、普通に犬を連れたお客さんがいてビックリ。日本では考えられないよね。


2: 網戸が開かない

網戸を開けようと思ったら、固定されていて全く開かず。今まで3回以上引っ越しをしてきた姉も、アメリカの網戸は一度も開いたことはないそうな。アメリカ人は不便ではないのかな?


3: コストコは試食コーナーが多い

アメリカのコストコは、お菓子や飲み物など、調理する必要のない試食コーナーが多く、その数がすごい。全て試食をすると普通に満腹! コストコは量が多いので、このようなサービスはウレP。


4: コストコに車が売っている

日本のコストコで車を売っているのは一度も見たことがないのでビックリした。


5: くら寿司のビッくらポン

日本のくら寿司では、5皿を「皿カウンター水回収システム」に入れれば、1回ビッくらポンができるけど、サンディエゴの店舗では15皿につき1回で驚いた。


6: くら寿司のお茶が有料

日本にある回転寿司チェーン(くら寿司含む)では、無料で日本茶を何杯でも飲むことができるけど、サンディエゴのお茶は、1杯3.8ドル(約563円)。これは衝撃!


7: くら寿司の値段も高い

サンディエゴのくら寿司では、基本1皿3.5ドル。日本円でなんと一皿約520円。例えば、かっぱ巻一皿(3.5ドル)とお茶(3.8ドル)だけ注文しても合計7.3ドル(1082円)。さらにこれにチップがかかるからヤバい!


8: くら寿司のSoy peperの巻物

日本でSoy peperの巻物は見かけないのでこれにはビックリ。ちなみにソフトシェルクラブが入った「スパイダーハンドロール」を食べたんだけど、めちゃくちゃ美味しかった! 日本のくら寿司でも売ってほしい。

9: 空港のカートが有料

サンディエゴ国際空港の出発ゲートではカートが無料でなく、1台につき6ドルかかりビックリした。(*到着ゲートでは無料のようです)


10: マクドナルドのアップルパイ

日本のマクドナルドのホットアップルパイは揚げているでパリっと系。一方、アメリカのアップルパイは焼いているのでクッキーみたいな感じ? いやタルト? とにかく日米で調理方法が違うんだよね。


11: ショッピングカートに長い棒

アメリカのお店のショッピングカートには、盗難防止のため長い棒がついていることが多かった。日本では見たことが無いよね。


12: ハンバーガーチェーン店「Five Guys」でピーナッツ食べ放題

日本のハンバーガーチェーン店でピーナッツ食べ放題は見かけたことがないのでビックリ!


13: 公園の遊具に電話

サンディエゴの公園でみかけた電話みたいな遊具。アナログな雰囲気なんだけど、本当に電話みたいに話せるんだよ。日本の公園では見かけたことがないので、面白いアイデアだなと思った。


14: スイカにチリパウダー

サンディエゴのスーパーではスイカの隣にチリパウダーが売ってる。日本では塩だけど、サンディエゴでは「スイカにチリパウンダー」なんだって。どうやらすぐ近くにメキシコがあって、メキシカンが多いことが理由らしい。


15: ホテルの水に「きゅうり」が入っている

ロサンゼルスのホテルに泊まった時、ホテルのロビーでお水が飲めるようになってて、その中にきゅうりが入ってた。もちろん風味はきゅうり。


16: コインランドリーでクレジットカードが使える

アメリカのコインランドリーはクレジットカートが使えてとても便利! 日本にも使える店舗もあるみたいだけど、もっと増えてほしい。


17: 99セントオンリーストア

日本でいうところの100均「99セントオンリーストア」に行ったのに、99セントで購入できるモノがほとんどなくてビックリ。


18: ヤバいソーダが売ってる

日本では絶対見かけないヤツが堂々と売っていた。


19: 1セント硬貨で作る記念硬貨

1セント硬貨(ペーニー)をプレスして、記念硬貨を作れる機械をペニープレスって言うんだけど、面白い発想だよね。アメリカではディズニーランド・博物館・水族館など、様々な施設にあるんだって。

ちなみに1回だけサンディエゴの水族館で記念硬貨を作った際、1枚記念硬貨を作るのに50セントかかった。場所によって金額は違うらしい。


20: 退役軍人に対する割引などが多い

サンディエゴにある、カブリヨ国定公園(Cabrillo National Monument)に行った時のこと。駐車料金が1台20ドルのところ、なんと無料になった。理由は姉の旦那さんが退役軍人だから。

姉によれば、アメリカは退役軍人に対してリスペクトがあるため、様々なサービスやクーポンが提供されているらしい。


21: トイレ、キッチンなどが高い

アメリカのトイレやキッチンなどは高さが日本と比べて高い。だから小学生のうちの子供は、最初はトイレに座るのも結構大変だった。だけど日本に戻ったら、日本のキッチンやトイレの低さに戸惑うことに。結局何が使いやすいのかわからなくなっちゃった。


22: ショッピングモールからジムが丸見え

とあるショッピングモールに行ったときのこと。モールにジムがあったんだけど、上から丸見えだった。見せたいってことなのか?


23: 海で浮き輪を見かけない

日本の海では子供たちが浮き輪で遊んでるけど、サンディエゴでは浮き輪で遊んでいる人を全く見かけなかった。なんでだろう?


24: 登校の時間は道が渋滞

日本では親が車で子供を学校まで送る習慣はないよね。だけどサンディエゴ(アメリカ)はそれがあたり前。そのため、朝は親が子供を送る車で渋滞が出来ていた。


25: トイレにシートがある

使い捨ての便座シートが設置されているトイレが多く、とても快適だった。日本のトイレでも便座シートが設置されているところもあるけど、最近はクリーナーディスペンサーが多いよね。


26: Trader Joe’sのお花「ラン」が比較的安い

サンディエゴの物価は非常に高いものの、あえて言えば安く感じたのは、スーパーマーケット「トレーダー・ジョーズ」で売っているお花の「ラン」だったかな?


27: ミョウガが……

ミョウガが1個2.99ドル(約443円)で目玉が飛び出した。1個だよ?


ざっと以上である。やはりお金にまつわる内容が多かったものの、広大なサンディエゴでYoshioなりに感じることが多かったようだ。なお、金額について2023年9月21日時点の「1ドル=148.35円」で表記している。

というわけで「サンディエゴで驚いたこと27選」をお届けした。きっとYoshioは、サンディエゴに行く前のYoshioより素敵な人間になっているハズ。旅ってそういうもんですから。相変わらず、アホはアホだけれども。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.