外国に行くと、なぜか和食が恋しくなるもの。アメリカではハンバーガー、メキシコではタコス、イタリアではピッツァ三昧も悪くないが、やはり和食はホッとする。ただ海外には「なんじゃこりゃ!?」的なパチモノ和食店もあるから注意が必要だ。

その点、日本の企業が展開する和食店ならばそんな心配もご無用。例えばニューヨークで発見した「大戸屋」は “ほぼほぼ日本と同じクオリティ” と申し上げていいだろう。

・初めてのニューヨーク

つい先日、私、P.K.サンジュンはポケモンGOのイベントでニューヨークに初上陸を果たした。歩行者は誰も信号を守らず、街中にトイレが異常に少なかったものの、それでも「ニューヨークは違うな~」と深く感動した次第だ。

アメリカに限らず、私は「外国に行ったら極力その国のものを食べる」と決めているのだが、たまたま一緒になったポケモンGO友達はひどく和食が恋しいご様子。「まあ記事になりそうだからいいか」と、私もご一緒することにした。

・大盛況

私が訪れたのは「タイムズスクエア店」で、ニューヨーカーたちの憩いの場「ブライアント公園」から徒歩2分ほどのところにある。わかりやすく言えば文句なしの一等地であり、銀座のど真ん中に店を構えているようなもの。大戸屋……やりおる。

さらに言えば昼どきの店内はほぼ満席で、店の造りも日本の大戸屋より洗練されている印象を受けた。さすがニューヨークの「タイムズスクエア店」だけある(タイムズスクエアからはちょっと遠いけど)。

また、従業員さんはおそらく向こうの方が中心で、たどたどしい日本語で「イラッシャイマセ~」と聞こえて来た。とはいえ店内は「THE・和食店」であり、怪しい和食屋っぽい雰囲気は皆無と言っていいだろう。

・チキンかあさん煮定食は英語で?

で、注文したのは大戸屋の大看板メニュー「チキンかあさん煮定食」だ。価格は24ドルだったので、当日のレートで約3507円。チップも込みで30ドル弱(約4400円)を支払ってきた。おいおいおい、日本の4倍やがな。

ちなみにニューヨークで「チキンかあさん煮定食」が何という商品名で販売されているかおわかりだろうか? Motherなんとか? Mama’sなんとか? ワンチャンMom’sなんとかもありそうだぞ? 正解は……



「Kaasan Ni Set」


そのままかい! 「チキンかあさん煮定食」は「Kaasan Ni Set(カアサン ニ セット)」と、ほぼほぼ日本と同じ商品名で販売されていた。味は「醤油の色が日本より濃いかな?」と思ったくらいで、基本的には日本のかあさん煮と同じ味である。

・人によっては

なお、特に和食に飢えていなかった私は「普通に美味しかった」としか思わなかったが、和食に飢えまくっていた2名のポケモンGO友達は「今まで食べた和食で1番ウマい」「史上最強の大戸屋」などと大絶賛していたことをお伝えしておく。

外国に行くと、なぜか和食が恋しくなるもの。そんな時に大戸屋はオアシス的な存在として活躍してくれるハズだ。あと「チキンかあさん煮定食」は「Kaasan Ni Set」でした。

参考リンク:大戸屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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