ピーナッツ! ようやく金曜早朝の通常営業に戻ってくることができた「週刊デアゴスヌーピー」のお時間だ。あとはゴールの第130号を目指して、ひたすら切磋琢磨し続けるのみ! よーし、頑張るぞーーーー!!

……と、張り切ってスタートしたはいいが、アカン。大変なことが起きてしまった。発端はおそらく前号。スヌーピーが持つ竿に釣り糸がついていなかったことに対する、私(あひるねこ)の以下の発言だ。


「デアゴスティーニよ、一つだけでいい。教えろ。お前らの血は何色だ。(中略)あまりに無間地獄すぎて悲しみの涙が止まらないぞ」


どうやらデアゴスティーニさん、この記述にブチギレてしまった模様です。

・第122号の中身

実は箱を開封した時点で私は、今回の事態をまったく想像していなかった。むしろ「今週も速攻でカタがつきそうだな」くらいに思っていたのだが……まさかあんなことになろうとは。まず出てきたのは仕切り板 ×3。


続いてルーシーのフィギュア。そして……


え?


これは……糸?



・予想外の展開

そう、なんと驚くことに、スヌーピーの竿にセットする釣り糸が入っていたのだ。前号で私は竿に糸がついていないことに対し、「お前の血は何色だ」と激しくデアゴスティーニを非難したが、実はしっかり用意されていたのである。

こ、これは、マズい……。あのデアゴスティーニ軍曹のことだ。命の危険すら感じるような激しい報復は必至。こうなったらすべてのパーツを放り出し、その場から離脱しようかと思ったのだが、デアゴスティーニの指示の方が一歩早かった。


「第115号で保管しておいたパウダーを用意します」


ぎゃあああああああああああ! く、草パウダァァァァァァアアアア!! デアゴスティーニは報復として、前号組み立てた「夏のシーン -釣り」のボックスからフィギュアや岸、水面を外し、岸の内側に草をまけと言ってきたのである。マジかよ……! ブチギレとるやん……!!

・作業スタート

仕方がないので指示通りにまくことに。まずはいつも通り、水で溶いた木工用ボンドに中性洗剤を数滴加え、岸の黄緑色の部分に筆で塗っていく。


パウダーを指先でもみほぐしながらまいたら……


30分ほど放置。接着剤が少し乾いたら、指先で軽くパウダーを押さえて……


──そのまま半日から1日放置する。



毎度そうだが、時間がない時に限ってのこの強制放置プレイは、すべての工程がストップするためマジで厄介である。まあとにかく、できる作業だけでも進めておくか。犬小屋に3枚の仕切り板を仮組みしたら……



糸全体に木工用ボンドをこするようにつけてコシを出す。過去に何度がやっているが、「コシを出す」という意味がいまだにイマイチ分からない。うどんかよ。


糸の端近くに結び目を作り……


水面の下側から通して結び目がぶつかるまで引き、そこに瞬間接着剤をつけて止める。そして……


約12時間後。


接着剤が完全に乾いているのを確認したら、余分なパウダーを払い落として、穴や溝のパウダーもピンセットで取り除く。


水面に岸とスヌーピーを固定し、竿の先に接着剤を少しつけて、糸がたるまないように引きながらグルグルと巻き付ける。


余分な糸をカットしたら、水面の突起を奥壁に差し込んで接着剤で固定。


岸にルーシーを取り付けたら……


これでようやく完成である。



・陳謝

少したるんでしまったものの、スヌーピーの竿に見事に釣り糸が出現した。前号では早まって「永遠にボウズのまま」「胸に来る」「重めの前衛芸術」なんてことを書いてしまいましたが、これなら確実に主が釣れると思われます。本当に申し訳ありませんでした。

それにしても、報復措置に草パウダーを投入してくるとはさすがデアゴスティーニ軍曹。例えゴールが近くとも、ナメたことをする相手には全力でいく──。これぞデアゴスタイルなのだ。改めて軍曹の本気を垣間見た私だった。

デアゴスティーニ……本当に怖いお人やで。それではまた次号お会いしましょう。ピーナッツ!

参考リンク:デアゴスティーニ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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