ピーナッツ! 祝日が続く9月第4週。それでも止まらない&止められないのがこの連載「週刊デアゴスヌーピー」だ。もし止めたらデアゴスティーニ軍曹に裏で “アレ” をされてしまう……。お願いします、“アレ” だけは……どうか “アレ” だけはやめてください……ッ!

というワケで、今週もニコニコ楽しく組み立てていくぞ。前号と同様「リラックスタイム -みんなでお食事」のボックスを用意して戦いに備えよう。気を抜いたら、デアゴスティーニ軍曹の “アレ” だぞ “アレ”! 気を付けろ!!

・第36号の中身

“アレ” が何なのかは私(あひるねこ)にもよく分からんが、それはさておき、さっそく第36号を開封していきたい。まず最初に出てきたのは、ここ最近やたら出てくる赤い天井板。


同様に内板。


LEDつきコード長・短。


基板。そして……


脚×4に座面と枠。最後に……


謎の布が1枚。

布切れから漂う邪悪な気配に怯えつつ、とりあえず先に赤い天井から片付けてしまおう。と言っても、やることは毎号同じなんだよなぁ……。


天井板にLEDつきコードを貼り付けて……


基板を組み合わせ……


コネクターをソケットに差し込む。


内板を組み合わせたら、完成である。

──これもう毎回コピペでいいだろ。なんなら画像も使い回しでいいだろ。たぶん誰も気付かないぞ。この続きは次号以降らしいので大切に保管しておこう。その際、もしかしたら全コピペで行くかもしれないから油断しないでくれ。

・ここから本編

さて、それでは次の作業だ。おそらく今号のメインとなるだろうスツール作りを始めていきたい……んだけども、そもそもスツールって何なんだ。あれか、ストールの複数形か。“s” がつかないタイプの名詞か。womanとwomen的な。

調べてみると、どうやらスツールとは背もたれがないイスのことらしい。だったらそう言え。丸いイスでいいだろ。丸いイスの方が伝わるぞ! 脚パーツを切り離したら、枠パーツの突起と組み合わせていく。


座面の裏側に差し込んだら……


完成である。

思ったより早く完成してしまった。これはまたしてもデアゴスティーニ軍曹不在のパターンか? あと残っているのは小さな布切れ1枚のみだが……しかし。このあと私は、今までにないパターンの拷問を受けることになる。

・不吉な予感

先に言ってしまうと、この布はキッチンタオルであり、先ほど作ったスツールの上に飾るものらしい。正直、個人的には「タオルなら別にこうやって置けばよくね?」と思ってしまうのだけど……

どうもデアゴスティーニ軍曹はそれだと満足できないご様子。木工用ボンドをその倍の量の水で溶き、それを布の片面に筆で塗れと言い出した。マジかよ面倒くせぇな……。

で、塗ったまではいいのだが、このすぐ後のガイドの指示に私は目を疑った。以下、本文そのままである。


デアゴスティーニ「布をおおよそ写真のように折ります」


え? いや、すいません、あの……ご覧の通り木工用ボンド水を塗りたくった直後なので、布がびちゃびちゃに濡れてるんですけど……。


デアゴスティーニ「布をおおよそ写真のように折ります」


・問答無用

マ、マジかコイツ……! 仕方がないので軽く折ってみる私。すると、やはりと言うべきか、めっちゃベトベトしている。あとなんか臭い。木工用ボンド臭い。しかもやたら複雑な折り方を要求してきているぞ。鶴でも折るんか?

さらに私の場合、作業しながら撮影もしているのでスマホまでボンド臭くなっている。これキチぃな……と思っていたら、今度は布が開かないよう裏面に両面テープを貼れとの指示が。くっ……! ここまで来たらやるしかねぇか……! やったるぞ! ところが……


テープ全然つかねぇ……!!

・超難度

水を塗ったのは布の片面だけど、薄いから結局裏面も濡れちゃってるので全然つかねぇ……! そもそも指から離れてくれねぇ……!! そうこうしている間にテープの接着面同士がくっつく始末で、こうして私は両面テープを貼ることを諦めた。

もうこうなったらヤケクソである。あとは勢いだけで駆け抜けることにしたい。というワケで、スツールの座面に両面テープを貼る!


そこに布を貼り付ける!


スツール側面にもテープを貼って形を整える!


つーか糸ほつれすぎだろ! 汚ぇ!!


ピンセットで見えないようにせな! その結果……


まあまあいい感じになった。

・嘘やろ

慎重に丁寧にやって失敗したのに、ヤケクソで適当にやったらなんか成功したぞ。人生かよ。あとはコイツを「リラックスタイム」ボックスの左端に飾りつけてやれば……


完成である!

・謎のクオリティ

こうして見ると、とてもあんな鬼畜なプロセスを経て完成した家具とはとても思えない。自分で言うのもなんだが、かなりいい出来ではないか。苦労した甲斐があったというものだ。さすがデアゴスティーニ軍曹。

だがしかし、我々は忘れてはならないだろう。木工用ボンド水を塗りたくった布を直で触らせた、デアゴスティーニ軍曹の非情な仕打ちを。第36号目にして、新たな拷問ワーク誕生の瞬間であった……。もう二度とないことを祈って。ピーナッツ。

参考リンク:デアゴスティーニ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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