夏の到来を彩るのに祭は欠かせない。そして福岡・博多では「博多祇園山笠」がその役割を担っている。毎年7月1日から15日まで開催される伝統のある “山笠” は、今年で773回目を迎え、全国から多くの観光客が訪れることでも有名だ。
7月15日に行なわれる “追い山” に向け、現在は福岡市内の14カ所で飾り山笠が公開されているのだが、なんと今年は『アンパンマン』の飾り山笠が登場したことで話題を集めているぞ!
・飾り山笠とは
高さ10メートル前後の飾り山笠は、舁(か)くための背の低い「舁き山」とは別で見物するもの。祭の舞台である櫛田神社に向いた面を「表」とし、その裏側を「見送り」と呼び、表には武者物、見送りには童話やアニメが題材になることが多い。
・『アンパンマン』の飾り山笠
そして話題になっている『アンパンマン』の飾り山笠だが、これは2014年4月から博多リバレインに九州初となる「アンパンマンこどもミュージアム」が開業したことが関係している。
博多人形師の手によって丁寧に作られた人形は本物ソックリでかわいさ満点げんき100倍! アンパンマン、ジャムおじさん、バイキンマン、ドキンちゃんが多くの子供たちを喜ばせているぞ。
・その他の飾り山笠
今年は『アンパンマン』の他にも『サザエさん』や大河ドラマ『黒田官兵衛』など、さまざまな飾り山笠が登場しており見どころも多い。ちなみに飾り山笠は開催期間が終わると崩されるが、櫛田神社の境内のものだけは一年中公開されている。
「博多祇園山笠」は7月15日早朝4時59分からの “追い山” でフィナーレ。「おいさっ」のかけ声と共に舁き山を担いで疾走する男たちの姿は必見! 飾り山笠を観光した際には、こちらも見ることをぜひオススメしたい。
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼子供に大人気!
▼博多人形師の手で丁寧に作られている
▼ミュージアムの近くはアンパンマンが所々にいるぞ!
▼こちらはアンパンマン山笠の「表」
▼大河ドラマ『黒田官兵衛』
▼『サザエさん』の飾り山笠もある
▼近くで見ると迫力がスゴい!
▼フィナーレは迫力満点!