世界第2の経済大国と言われる一方で、まだまだ摩訶不思議アドベンチャーにあふれる中国。その中国で、「な……何を言っているのか、わからねーと思うが……」と、言いたくなるようなモノが発見されたと話題になっている。
その発見とは、“エビのような何か”。その卵は100度に沸騰したお湯に入れても死なないらしく、多くの人が驚いているようだ。まさか謎の未確認動物UMA(ユーマ)の出現か? それとも時空の歪みキタ!?
・市民が謎の “エビ” を発見
その生物が発見されたのは、パンダで有名な四川省成都。発見者によると、田んぼの用水路に泳いでいたエビっぽい何かを、子供が発見したそうだ。
・背泳ぎ姿がキュート
透き通る緑色に、まんまるの黒い目、アクセントになる赤い尻尾。体にはフシがあり、足は10本以上生えている。エビっぽい形をしているが、ひとつだけエビと異なるのは、なんと仰向けになって背泳ぎをするということ! その姿が何とも可愛いと、発見者の子供も見とれていたらしい。
・2億年前からいる生物と判明
発見者の男性は近所の人にこの生物について聞いたそうだ。しかし、詳しく知っている人はいなかったそうだ。そこで専門家が調べたところ……2億年前から姿を変えずに存在する「仙女エビ」であることがわかったそうだ。まさに、生きた化石じゃないか!
・卵は茹でても死なない!?
この「仙女エビ」の卵は劣悪な環境下にも強いそう。ある人が、仙女エビの卵を沸騰したお湯で茹でて、その後、水で冷却したところ、なんと卵は孵化したそうだ! 煮ても死なない生物は世界で「仙女エビ」だけかもしれないとのこと。
・日本語では「ホウネンエビ」
……と、詳しい人ならお気づきかもしれないが、「仙女エビ」は英語では「fairy shrimp(妖精エビ)」、日本語では「ホウネンエビ(豊年蝦)」と呼ばれている小さな生物だ。茹でても大丈夫かどうかは不明だが、卵は極度の乾燥状態でも耐えることができ、水をかけると孵化することで知られている。
農薬を撒いていないような水質が良い場所でないと生息していないそう。水質汚染が深刻な中国なら知られていないのにも無理はない!? 現地では、「40年前に見たことがあるような……」と話した人もいたそうだ。成都に久々に現れたと見られるホウネンエビ。これは、現地の水田は水がキレイになったということなのだろうか?
▼成都で発見された「仙女エビ」、日本語名は「ホウネンエビ」
▼仰向けに泳ぐ姿がカワイイ!
▼動いている姿はもっとカワイイぞ!!