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本格的なハンバーガーのバンズは焼いているのがあたり前……そう思っていた時期が俺にもありました……。そう、マックなどのファストフード店ならいざ知らず、いわゆるグルメバーガーのバンズは必ずといっていいほど焼かれているし、それがウマさの一因でもある。

今回ご紹介する三宿『FUNGO(ファンゴー)』のバンズはローストされていない。つまりサクサクの食感も香ばしさもないのだ。だが、あえて焼かないことで生み出された一体感は「マジで凄い」の一言。ハンバーガー好きならば、目からウロコものの “逆転の発想” である。

・1995年創業の老舗

芸能人などがお忍びで通う、オシャレな飲食店が多く点在する三宿。駅でいうと三軒茶屋・祐天寺・池尻大橋からそれぞれ15分ほどと、どちらかといえば個人的に “いけ好かない街” ではあるが、『FUNGO』にはわざわざ足を運ぶ価値がある。ハッキリ言って名店だ。

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ハンバーガーとサンドイッチの2大看板で1995年にオープンしたFUNGOは、バーガーショップとして見た場合、老舗と呼ぶに相応しいキャリアを持つ。FUNGOで修業して巣立っていった人も多く、日本におけるバーガーショップ史を語る上で欠かせない存在といえよう。

これまで100軒近くのバーガーショップを訪れた記者だが、FUNGOには足を運ぶ機会がなかった。理由は「三宿」であること……それ一点のみである。都内で徒歩15分はそれなりにハードルが高く、三宿が放つお洒落オーラに圧倒されていたのだ。だが今は「マジで早く行っとけば良かった」と後悔している。

・焼かれていないバンズ

やってきたのは、平日の11時半頃。まだ本格的なランチタイムが始まる前なのに、店内は半分ほどがお客さんで埋まっていた。注文したのは「ベーコンチーズバーガー」で、価格は税込1500円だ。果たして、お洒落タウン三宿が放つハンバーガーとはどんなものなのだろう?

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注文から15分ほどで到着したベーコンチーズバーガー。まず、自家製だというベーコンの存在感がハンパない。そして冒頭でもお伝えした通りバンズが焼かれていない。まさか俺が千葉県出身だと見破られてバンズが焼かれていないのか……? そっと口に運ぶと……!

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あ、こういうことですか! なるほどね!! そう、バンズが焼かれていない理由は「ハンバーガーとしての一体感を生み出すため」、それに尽きる。サクサク感も香ばしさも捨てて成し得たのが、ハンバーガーを1つの料理に昇華させる “驚異の一体感” なのだ。これはスゴイぞ……!

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・驚異の一体感

焼いたバンズはウマい。確かにウマい。だがFUNGOのハンバーガーを食べてみて「一体感という意味では邪魔になることもあるのかも」と思った。もちろんFUNGOのバンズは焼いていないだけではなく、しっとりとした最上級のバンズで、焼かなきゃいいというものではない

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ソフトなバンズだからこそ、パティの肉々しさや自家製ベーコンのダイナミックな味わいがストレートに感じられ、完成度という意味ではこれまでご紹介した中でも屈指であった。なかなか他では味わえないから、ハンバーガー好きな人には自信を持ってオススメしたい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 FUNGO(ファンゴー)三宿本店
住所 東京都世田谷区下馬1-40-10
時間 日~木09:00~23:00 / 金・土・祝前日09:00~25:00
休日 無休

参考リンク:FUNGO
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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