2016-06-27 11.06.54 1

車の駐車時などでハンドルを切り返す際、特に気をつけなければならないのが後方の確認である。前方は運転席に近く、サイドにもミラーがあるので確認しやすいが、真後ろには目が届きにくく、距離感がつかみにくいのはご存知の通りだ。

そこで今回は、あのiPhoneなどでお馴染みのApple出身のエンジニアが開発したという、後方の視界を確保するための「車用バックモニター」をご紹介したい。簡単に車に装着することが可能だったり、スマホでカメラの映像を確認できたりと、革新的な製品となっているぞ。

・製品の名前は「リアヴィジョン」

その製品の名前は「リアヴィジョン(RearVision)」という。前述の通り、Apple出身のエンジニアが開発したというこの車用バックモニターは、自分で取り付けることが出来るうえ、今までになく多機能なものとなっているもようだ。

・取り付けはとっても簡単

カメラの取り付けはとっても簡単。まずはじめにナンバープレートを縁取るようにデザインされたカメラを後部のバンバープレートにはめてネジを締める。次にフロントのダッシュボード付近にある「OBDポート端子」に小型のワイヤレスアダプターを差し込めば取り付け完了だ。

・カメラの映像をWi-FiやBluetoothで受信

続いてバックモニターを使用するためにはスマホに専用アプリをインストールし、カメラの映像をWi-FiやBluetoothで受信すればオッケー。通常のバックモニターカメラだと配線の処理などが必要になるところが、ワイヤレスアダプターを経由して映像を受信出来るので、そういった煩わしさ(わずらわしさ)は皆無だ。

・徹底的にワイヤレス化

ちなみに、電源についてもケーブルは不要で、内蔵のソーラーパネルで充電する仕様になっているとのこと。1日の充電でおおよそ1週間の使用が可能だという。このように、ワイヤレス化に徹底的にこだわっているところは、さすがApple出身のエンジニアといえよう。

・機能も盛り沢山

取り扱いが簡単なだけでなく、機能も盛り沢山だ。スマホの画面をタッチするだけで、指定の場所をズームにすることができたり、カメラの映像をワイドとズームの2画面にすることも可能。さらにはバックする際、衝突の可能性がある場合にはスマホのアプリがアラートを鳴らして知らせてくれるという。

・思わず試してみたくなるような内容

動画ではカメラの取り付けシーンや実際のモニター画面などを見ることが出来るのだが、取り付けや操作も簡単そうなうえ、モニターの映像もきれいで、思わず試してみたくなるような内容となっているぞ。興味のある方は、ご自身の目でその映像をご確認いただきたい。

・米国仕様のみ予約可能で価格が約5万1000円

簡単便利なこのヴィジョンは、残念ながら予約が可能なのは米国仕様のみで、現在のところは他の国のナンバープレートには対応していないそう。さらに価格が約5万1000円(499.99ドル)と、車用バックモニターとしては非常に高価な点も気になるところだ。

・他の企業が同様の製品を安い価格で発売しそう

まだ発表されたばかりの、このワイヤレス仕様のバックモニターだが、大変優れたアイデアだけに、他の企業が同様の製品を安い価格で発売しそうな気がしないでもない。これからの展開に要注目だ。

参照元:YouTube
執筆:K.ナガハシ

▼新型の車用バックモニター「Pearl RearVision」の動画がこちら