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女性は、30代から色気がグッと増し、世間では “女盛り” と言われているとかいないとか……。しかし、盛り上がるのはお色気だけではない。 “厄” もである。「女性の30代は半分以上が厄年」と、噂には聞いていたが、20代の頃の自分には、所詮は他人ごと。

詳しく知ろうともしなかった私(筆者)だが、先日のサンジュン記者の厄除けの記事で、なんと大厄であることが判明し、びっくり仰天大騒ぎ! これは大変だ。「いつ祓(はら)うの? 今でしょ‼︎」と叫びながら、先日厄払いに行ってきたので、ご報告したい。

・知る人ぞ知る都内のパワースポット

今回訪れたのは、東京は日本橋にある『小網(こあみ)神社』。こちらはオフィス街の裏手、都会の街並みと下町風情が交錯する場所に、ちょこんとたたずむ可愛らしい神社だ。

神社に対して「かわいい」などとは失礼だろうか。実は、小網神社はその慎ましいたたずまいとは裏腹に、強運厄除と金運向上に絶大な効果を誇る、都内有数のパワースポットとして有名な神社なのだ!

・しのび寄る “厄” の魔の手

前厄であった昨年から、大厄へのカウントダウンか、私の運気はみるみる下降。「間違いなく、厄の魔の手が迫っている……!」そう実感せずにはいられなかった。

「その厄、本日きっちり払わせてもらう!」そんな意気込みで早速神社へ向かい、受付を済ませると、ドキドキしながら神殿へ。お賽銭(さいせん)を投げ、お祈りする参拝者を背に、我々の祈祷が開始された。
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・祈祷後に小網神社名物『まゆ玉おみくじ』をひいてみると……

祈祷では、お経を読むのとまったく同じリズムで、名前だけではなく住所も読み上げられた。「ここに住まう◯◯を、災厄から救い給へ」といったことを唱えていただき、20分少々で無事祈祷は終了。神主さんに深くお辞儀をし、神殿を後にしたのだった。

そして、小網神社の名物、『まゆ玉おみくじ』を引いてみると……キタ! 大吉‼︎  “厄” 、見事に払われてるぅーッ! と、早くも除霊の効果をビンビンに実感。同じく大厄である同伴者も大吉であった! なんというパワーだ……。厄除け、凄まじい。
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・大吉なのになんか違う

しかし、おみくじをじっくり読んでみると…… “大吉” という文字からはあまり連想しないような文言が並んでいる。抜粋すると以下のとおり。

商売(あきない):利益すくなし
相場(そうば):売れ 少しは利あり
争事(あらそい):勝つが進むはあし
恋愛(れんあい):自我を抑えれば大吉
縁談(えんだん):自己主張を慎むこと

……なんとなく、全体的に “調子に乗るな” と言われている気がする。厄を払って大吉を引き当て、浮かれているところ打たれた、割と太めのクギであった。

・気を取り直してもう一つの目玉の『銭洗い』に挑戦

また、小網神社のもう一つの醍醐味である、銭洗いもやってみた! 水瓶の斜め上から亀の像が見守る中、ざるに小銭を入れ、水のなかでサラサラと揺する。こうして洗われた小銭が、 “種銭” となり、お金を増やしてくれるらしい。

なお、私の財布には166円しかなかったので、非常に小さな種となってしまった。この小さな種から、どれだけ大きな銭の花を咲かせられるのか……! 身の引き締まる思いで、神社を後にした。
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・厄払いは節分までに済ませなきゃダメ?

「厄払いは節分までに」ともいわれているが、それは昔の習わしとのことで、この小網神社ではいつでも祈祷を受け付けている。「病は気から」というように、大切なのは気の持ちようだ。

「厄年なのに、厄払いをしていないから、嫌なことが続いている。」「この先不幸に見舞われるかもしれない」そんなふうにネガティブな過ごし方になってしまうよりも、祈祷で心を晴らすのもオススメだ。今年厄年の皆さまが、厄に負けず、充実した日々を過ごせるよう願っている。

参考リンク:小網神社
執筆:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.

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