東京・杉並区高円寺は私(佐藤)の地元。駅周辺の商店街が発達していて、大抵のことは街を離れずに事足りる。飲食店も多く立ち並んでいるので、食事に困ることもない。親しみ溢れる良い街だと常々思っている。最近になって、そんな高円寺に全国唯一の神社があると知った。

その神社とは「気象神社」だ。その名が示す通りに晴天祈願などを行っており、ここのお守りがめっちゃ晴れそうな一品だった!

・全国唯一の神社

気象神社は、高円寺駅から徒歩約5分のところの氷川神社の境内にある。この前を数えきれないくらい通りかかっているのに、全国唯一の神社だったとは全然気づかなかったよ。


なぜ、ここに気象神社があるのか? その理由について公式ページに詳しく記されている。

それによると気象神社は元々、大日本帝国陸軍・陸軍気象部(杉並区内)の構内に造営されていたそうだ。戦後、神道指令で撤去されるはずが調査漏れにより残存し、後に氷川神社の先々代宮司が受け入れを決断し、遷座されることになったのだとか。


2003年に社殿老朽化により再建し、今に至っているという。余談だが、公式ページにはご祈祷について興味深い記述がある。いわゆる雨男・雨女について、次のように伝えている。


「よくお問い合わせを戴いておりますが、「脱雨男」「脱雨女」などのご祈祷はございません。気象神社に参拝されて、下駄絵馬を奉納したり、お守りを大切にお持ちください。その結果、雨男や雨女を脱したという感謝の声が届いております」


雨に降られることが多い人は、参考にすると良いだろう。



・心も晴れやかに

社務所でこの神社ならではのお守りを販売していたので、1つ買ってきた。


それがこちら、晴天祈願「てるてる守り」(税込1000円)である。


「心も晴れやかになるように祈願いたします」、なんとも清々しいお守りである。ちなみにこのてるてるお守り、レギュラーは赤と青の2色販売されていて、それぞれ税込800円である。

金と銀の2色は1月と例大祭のある6月にしか販売していない。つまり “レア” てるてる守りである。


通常の2色でもご利益はあると思うのだが、金・銀はさらにご利益が得られそう。めっちゃ晴れそうな気がするでしょ? 天候は思い通りにならないだろうけど、持っているだけで気持ちは明るくハレバレとしそうだ。

ということで、もしも近くを訪ねる機会があれば、気象神社に参拝してみてはいかがだろうか? なお、遠方でお守りの購入が難しい場合は、発送も承っているそうなので、そちらを利用して頂きたい。

参考リンク:気象神社[12]
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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