日本に数多くある大仏の中から、代表的な3尊を選んだものが日本三大大仏と呼ばれる。そのうちの2尊は、歴史の教科書にも登場してくる「奈良の大仏」と「鎌倉の大仏」である。もう1尊に富山県の「高岡大仏」や岐阜県の「岐阜大仏」が日本三大大仏を自称しているが、いずれも地元以外ではほとんど認められていないというのが現状だ。
そこで今回はまだまだ知名度は低いが、地元以外の人にもぜひ知っていただきたい大仏を紹介する。奈良や鎌倉の大仏には及ばなくても、各地の大仏のほとんどが民の幸せを願い造られてきたのだ。「大仏は奈良と鎌倉だけじゃない」ということを、ぜひ知っていただきたい。