
つい先日、人生で初めて「但馬屋(たじまや)」へ行った。東京駅の八重洲にある店舗だ。子供の頃から但馬屋という名前を聞いたことはあったが、実際に利用したことはない。
初めての体験であるがゆえに気合を入れて入店したところ……そこは私の知っている但馬屋ではなかった。何を言っているか分からないと思うが、私も何が起きたのか分からなかった。
心を落ちつけて話そう。私が利用したお店は、東京駅の地下街を八重洲方向に5分ほど歩いたところにある。
12時前だったにもかかわらず人が並んでいたのは、さすが但馬屋。どうやら人気のようだ。
ランチタイムになるともっと混むのだろう……ってことは、いまがチャンスなのかも? 子供の頃から憧れていた但馬屋を初体験するときが来たか?
と思っているうちに、私も行列に並んでいた。
席に通されたのは約5分後。着席してメニューを開いたとき、私は最初の勘違いに気付いた。
牛肉まで食べ放題で2000円以下?
思ってたよりメチャクチャ安い! 但馬屋という名称から但馬牛を連想し、同時に“お高い店” というイメージを抱いていたが、2000円以下で牛肉まで食べ放題だと!?
このコスパならもっと早く来れば良かった! 東京駅以外だと他はどこに店舗があるんだろう? 近所にあるのか? と、気になってGoogle先生に相談すると……
・第2の勘違いに気づく
ググったところで、私は気付いた。日本には「但馬屋」がメッチャあるということに。それはなにも、同じチェーンの店舗の店がいっぱいあるという意味ではない。
別会社の但馬屋がいっぱいあるのだ。たとえば、大阪の方で店舗を展開している「熟成肉の但馬屋」もあるし、萬蔵グループという会社の「但馬屋」もあるし、旅館の但馬屋もある。
私が訪れた但馬屋は、八重洲店のほかに、浅草ROX,舞浜イクスピアリ、松戸、浦和パルコ、新百合ヶ丘、さいたま新都心……など、関東で店舗展開しているらしい。
なので、関西の方がイメージしている「但馬屋」と私が行った店は全く別ものであり、ひいては私(京都出身)が子供の頃から聞いたことがある「但馬屋」ではなかった……! ややこしすぎるだろ、但馬屋!!
そもそも、なぜこんなに日本に「但馬屋」が多いのだろうか? ネットで記事を書いている身としてはSEO的に不利になることが心配になってしまうが、ライバル会社と被ってでも「但馬屋」と名付けるメリットが店側にはある……のかもしれない。
まぁ今回そのあたりは置いておいて、私が訪れた「但馬屋」の食べ放題について紹介していきたい。
・しゃぶしゃぶ or すき焼き
私が選んだのは、目についた食べ放題系の中でもっとも安かった60分のランチ。牛肩バラ・やわらか豚ロース・大山鶏の3種が対象で1980円だ。
ほかにも国産和牛の食べ放題コースなどもあるが、食べられるお肉が増えるほどに値段も上がっていく。
初めてということで、ひとまず安いコースで様子を見るとしよう。店員さんを呼んで、注文を伝えたところ……
店員さん「しゃぶしゃぶになさいますか? それとも、すき焼きですか?」
──え? 選べるの? その選択肢を想定していなかったので混乱したが、口がしゃぶしゃぶになっていたため、反射的に「しゃぶしゃぶでお願いします」と返す。
それからすぐに鍋がやってきた。
昆布が1枚入っているシンプルな仕様で、『しゃぶ葉』のようにダシが選べるというわけではなさそうだ。少なくとも、私が選んだコースでは。
ただ、野菜は十分にある。
おまけに、カレーやアイスクリームまで食べ放題!
肝心のお肉はこんな感じ。
カットが大きくて豪快。このあたりは、私が子供のころに抱いていた但馬屋のイメージにほんのりと合致した。
なお、私は『しゃぶ葉』が好きなので、しゃぶしゃぶに行くと どうしても『しゃぶ葉』と比べてしまう。
今回の店でも同様で、『しゃぶ葉』と比較した印象を忖度なく述べるならば、「但馬屋は安くて美味しいけれど、野菜のラインナップにしても肉の質にしても、しゃぶ葉の方が好みに合ってるかな」というところ。
しかし、しゃぶ葉はしゃぶしゃぶ専門で、但馬屋はしゃぶしゃぶとすき焼きの二刀流。しゃぶしゃぶ専門でやってる店としゃぶしゃぶで比べる方が酷とも言えるだろう。
さらに、今回私はもっとも安いコースを選んでおり、高いコースのことは全く知らない。
あと、シンプルに『しゃぶ葉』の方が食べ慣れてるってのもあるだろうから、他の人が但馬屋で別のコースを選ぶと全く違う印象になる可能性は十分にある。
どちらにせよ、但馬屋がコスパ良くお肉を食べまくれる店であることは確か。私の勘違いから始まったことではあるが、結果的には良いランチだった。
次はまた別の但馬屋を攻めてみるかな。子供の頃に憧れてた但馬屋にたどり着くまで。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 しゃぶしゃぶ 但馬屋 八重洲店
住所 東京都中央区八重洲2-1八重洲地下街中4号
時間 11:00~22:00 (料理L.O. 21:30 ドリンクL.O. 21:30)
休日 1月1日
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
和才雄一郎













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