全国3500万人の “ごろチキ” 大好きっ子のみんな……待たせたな? 現在松屋が店舗限定で販売している『チキンマサラカレー』はほぼごろチキ! ごろチキと契りを交わした “インドの兄弟分” と言っていいでしょう!!

復活するたびに話題になる我らがごろチキだが、全国のみなさんの前に登場するのはおそらく『チキンマサラカレー』の方が早いハズ。だが安心して欲しい。チキンマサラカレーはごろチキ欲を十分に満たしてくれるウマさである。

・限定販売中

ここ最近、店舗限定メニューをちょいちょい投入してくる松屋。その動機は全国販売へ向けた “最終トライアル” だと推測される。2023年1月17日現在でも、実に4つの商品が店舗限定で販売中だ。

その中の1つが『チキンマサラカレー』で、全国の69店舗で展開されている。キャッチコピーは「スパイスたっぷり ジュワッと溢れるチキンの旨味」とのことだ。


・マサラとは

さて、数ある商品の中でもカレーには定評のある松屋だが、今回は「マサラカレー」で勝負に挑んできた。マサラとはインドなどで用いられるミックス香辛料のことで、スパイスの効いたインド風チキンカレーだと考えればいいだろう。

インドカレーにおけるマサラカレーは定番中の定番。果たして松屋の『チキンマサラカレー』は、どれほどスパイスを効かせたマサラカレーに仕上がっているのだろうか?

というわけで、さっそく松屋で『チキンマサラカレー』をオーダー。価格は1人前830円であった。松屋のカレーで外したことはないが、願わくばとんでもない激ウマカレーであってくれ。



・見覚えあり

到着した『チキンマサラカレー』は見覚えのあるビジュアル……そう、ごろごろチキンカレーである。ややオイリーで赤みがかったルーこそ違うが、惜しげもなくブチ込まれた鶏肉たちは紛れもなくごろチキだ。

また特徴的なのは “香り” で、日本生まれ日本育ちのごろチキとは違う風が吹いていた。香りの印象だけで言うと「ちょっと辛いのかな?」と感じる方も多いことだろう。

……が、実際の味は辛さは控えめで “やや甘め” と言っていいかもしれない。チキンバターカレーほどまったりとした甘さでは無いものの、辛さよりは甘さが印象的なカレーである。

そこに食べ応え抜群のチキンたちと、ふわっと香るスパイスが相まって『チキンマサラカレー』はかなりウマい! 新年から「松屋め……本気を出してきやがったな?」と感じる完成度の高い一皿だ。



・松屋風のウマさ

インド料理専門店で食べる「マサラカレー」とは方向性が違うものの、松屋で『チキンマサラカレー』を食べて「イマイチ」と思う方は多くないことだろう。“松屋風のチキンマサラカレー” としてはかなり完成されている印象を受けた。

先述の通り『チキンマサラカレー』は店舗限定販売の商品である。……が、仮に全国展開された暁には全国のごろチキファンが歓喜の雄たけびを上げるに違いない。やはりチキンマサラカレーは「ごろチキと契りを交わしたインドの兄弟分」と言えよう。

なお、現在チキンマサラカレーを販売している69店舗については松屋の公式サイトをご確認いただきたい。これは全国販売待ったなし……! 食べればきっとあなたもそう確信する──。

参考リンク:松屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.