ダンボールを開けると大量の肉、肉、肉……。ちょっとした仕入れだろこれ。

──なんの話かというと、Amazonで購入した『フードロス削減 訳あり盛り合わせ福袋』。名前からして大量に肉が入っていることは分かっていたが、実際に購入すると昭和の部活合宿みたいになってしまった。

・冷凍の肉が大量に

その商品のAmazonでの正式名称は「ハローフーズ 【訳あり】冷凍食品詰め合わせ フードロス削減 188KG以上 食肉製品 SDGs 福袋 もったいない」

Amazonではお馴染み “検索ワードを散りばめまくった商品名” だが、ここまで不自然な名称だと さすがにちょっと不安になってくる。大丈夫なのか?

しかも、商品ページの写真には「訳あり盛り合わせ」とある。訳あり商品1.8kgはリスクが高い……。失敗したら最悪だ。でもだからこそ買ってみる価値がある!

というわけで、ポチッ。ちなみに購入時の価格は3600円だが、これを執筆している2023年12月12日時点では「在庫切れ」となっている。

いつ補充されるかは分からないが、「復活したら買おうかな」と思っている人の参考になるように以下で中身を紹介しよう。


・開封の儀

まず出てきたのは……

骨なしフライドチキン

(0.7kg / 賞味期限2024年11月5日)


さらに……


焼き鳥の皮・塩

(30g ✕ 10本 / 賞味期限2024年1月20日)


軟骨入りつくね串

(42g ✕ 10本 / 賞味期限2023年12月26日)


醤油ねぎま串

(35g ✕ 10本 / 賞味期限2024年4月30日)


もつ煮

(200g / 賞味期限2024年7月24日)



──以上なのだが、この時点でお察しの方もいるだろう。今回購入した福袋のポイントは賞味期限である。


もっとも期間が短いものだと、つくね串の2023年12月26日。私はこの福袋を12月5日に注文しているので、実際の期限は20日ほどしかない計算になる。

かなりの量が入った冷凍パックで、この短さ。ちょっとでも冷凍庫に置いていたら、賞味期限を過ぎてしまう。

ということはつまり、数日間の夕食の献立は自動的に決まってしまうってことだ。合宿かよ。


個人的にはちょっとくらい賞味期限を過ぎても気にならないが、そうじゃない人は「急いで食べろ」としか言いようがない。

ただ、全部が全部カツカツの賞味期限というわけではなく、中には半年以上余裕があるものも。このあたりのバラバラ具合も実に “訳ありの詰め合わせ” っぽい。


あともう1つ重要な点としては、ラインナップは基本鶏ってこと。商品名の「食肉製品」ってところを見ると、豚とか牛もあるのかな? と思ってしまうが、少なくとも私が手に入れたものはオール鶏だった。


また、その鶏はほぼ国産。フライドチキンだけはタイ産との表記があったが、それ以外はすべて国産であった。このあたり、安心感を覚える人が多いかと思われる。

実際、味の方も普通に美味しく、いい意味で “訳あり感” はなかった


ただネックは、焼き鳥メインの福袋なのにタレか塩かを選べないところだろうか。

なので、「焼き鳥のコレは絶対にタレ」とか、逆に「絶対に塩」という こだわりが強い人には、リスクが高いと言えるかもしれない。



あとまぁ、もっとも重要な注意点としては、やはり量。ここまで読んでくれた方はお察しだろうが、業務用パッケージみたいなサイズでドーンと届く


必然的に冷凍庫のスペースを取りまくるので、購入前に家族との相談は必須だろう。無断で買うと、喧嘩の原因になりかねないぞ。

え? 1人暮らしだからその心配はないって? いやいや、1人暮らし用の冷蔵庫だと、そもそも入り切らない可能性だってありますよ。


参考リンク:Amazon「ハローフーズ 訳あり 冷凍食品詰め合わせ福袋
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.



▼福袋が到着した日の晩ごはん。賞味期限が短いだけに、献立が自動的に決まってしまう