やあ、ポケモンGOトレーナーのみんな! パルデア地方のポケモンは捕まえまくっているかな? やっぱり御三家登場はテンションがブチ上がる! ハッキリ言って仕事なんかしてる場合じゃないよね!!

それはさておき、この秋、ポケモンGOでは新リアルイベント『シティサファリ』が開催される。従来の「サファリゾーン」と何が違うのか? ナイアンティックの狙いは? ニューヨークでポケモンGOのトップ「マイケル・ステランカ氏」に話を聞いてみることにした。

・第4のリアルイベント

これまでポケモンGOのリアルイベントは、大きく分けて3つがあった。「ポケモンGOフェスト」「GOツアー」そして「サファリゾーン」である。「そらとぶピカチュウプロジェクト」などもあるにはあるが、ナイアンティック社主導のリアルイベントは上記の3つとしよう(細かいのは除外)。

そしてこの秋、韓国のソウル、スペインのバルセロナ、メキシコのメキシコシティで開催されるのが「シティサファリ」である。イベント概要を見てみると「サファリゾーン」に近い内容だが、大きく異なるのは「会場が無い」ということ。つまり「都市全体が会場」というワケだ。

ナイアンティック社が『シティサファリ』を開催する動機や目的は何なのか? ニューヨークで開催されたポケモンGOフェストの会場で、ポケモンGO部門のトップ・マイケル氏にインタビューする機会に恵まれたので『シティサファリ』についても聞いてみることにした。教えて、マイケル!


・誕生のきっかけ


──マイケル! ちょっと新イベントの「シティサファリ」について伺っていいですか?

マイケル「もちろんだよ」

──ありがとうございます、ではシティサファリが誕生したきっかけを教えてください。

マイケル「OK、きっかけとなったのは、昨年の札幌やシアトルで開催されたGOフェスト、そのシティパートの部分なんだ。会場ではなくシティパートの部分だよ」

──わかります。

マイケル「シティパートはトレーナーのみなさんにとても好評で、ポジティブなリアクションをたくさんもらった。それならシティに特化したイベントも出来るんじゃないか? そう考えたのがシティサファリが誕生したきっかけだよ」

──なるほど。

マイケル「もちろん我々はGOフェストのようなイベントも大好きなんだ。コンセプトに基づいて1つの会場をイベント仕様に仕上げていくのは、最高にやり甲斐があるよ」

──ふむふむ。

マイケル「一方で、すでに街の中にある素晴らしいスポットをトレーナーのみなさんに知ってもらいたい気持ちも強くあるんだ。開催都市の自治体やローカルのパートナーさんたちは、本当に素晴らしいスポットをたくさんお持ちなんだよ」

──確かにそれぞれの土地に魅力的なスポットがあるでしょうからね。

マイケル「そうなんだ。もう1つのメリットはシティサファリならチケットの上限数を気にしなくていいところだね。GOフェストやGOツアーは公園で開催するから、どうしてもチケットに限りがある。特に今年の大阪では多くのトレーナーに参加を断念してもらうしか無くて、我々も非常に心苦しかったんだ」

──即完売でしたからね。

マイケル「その点、シティサファリなら都市全体が会場だから、参加したい全てのトレーナーのみなさんに参加してもらえる。これは僕らにとっても大きな動機だね」


・心配なことが……


──なるほど、よくわかりました。で、シティサファリと通常のサファリゾーンを比較すると、イベント内容としては似ていますね。ただとても心配なことがあるんです。

マイケル「うん、なんだろう?」

──会場の造り込みもそうなんですが、例えばGOフェストでは会場に集まったトレーナーたちの一体感があると思うんです。あのグルーヴ感はリアルイベントの醍醐味の1つで、それがシティだと薄まってしまわないか心配しています。

マイケル「そのことは深く理解しているよ。僕自身、公園で開催されるイベントの熱気が大好きなんだ。ポケモンGOトレーナー同士が作り出す空気感が “会場ならでは” ということはわかっているつもりさ」

──ふむふむ。

マイケル「ただGOフェストもGOツアーも無くならないし、従来のサファリゾーンも展開していくつもりだよ。シティサファリの登場でサファリゾーンが無くなるわけではなく、新しいフォーマットのイベントが誕生すると考えて欲しいな」

──ほうほう、従来型のサファリゾーンが無くなるわけではないんですね。

マイケル「うん、そうだよ。もちろんシティサファリに参加してくれたトレーナーのみなさんのフィードバックはしっかり分析していくし、シティサファリも満足度の高いイベントにしていきたいね」

──台湾もシンガポールも会場のサファリゾーンは楽しかったですからねぇ。

マイケル「もう1つ付け加えたいんだけど、会場型のイベントはどうしても場所が限られるし、準備にとても多くの時間がかかってしまうんだ。その点、シティサファリはそこまで膨大な時間を消費しないから、多くの都市で展開できると思っているんだ」

──これまで以上にペースアップして開催できると。

マイケル「その通り。開催される都市が近所かもしれないし、より多くのトレーナーに参加してもらえる機会が増えるんじゃないかな? それもシティサファリを展開する狙いの1つだよ。1人でも多くの人にリアルイベントを体感して欲しいからね」

──なるほど、あくまで新しいフォーマットのイベントということなんですね。

マイケル「(日本語で)そう!」


・ポケモンGO以外の楽しさ


──ちなみに今回の3都市、ソウル・バルセロナ・メキシコシティはどのような基準で選出されたのでしょうか?

マイケル「我々はアメリカ・ヨーロッパ・アジアに大きなチームがあって、さらに各国にチームがあるんだ。その各チームとシティサファリに相応しい都市を話し合って、3つの都市が決まった感じだね」

──逆に言うと、まだまだ開催候補の都市はあると?

マイケル「もちろん!」

──それは壮大ですね。例えばほとんどリアルイベントが開催されたことがないアフリカ地域でも、シティサファリは開催できるフォーマットだと?

マイケル「そうなるね」

──ちなみに、日本のトレーナーは台湾やシンガポールなどのアジア地域には出かける人が比較的多いんですよ。ただヨーロッパやこのニューヨークまで出かけるトレーナーはさほど多くありません。

マイケル「うん、かなりの距離があるもんね」

──ただ、すごく遠くの土地に来たからこそ味わえる感動もあると思うんです。それをどう伝えたらいいのか、これは僕の課題なんですが、御社としてはトレーナーに遠くまで足を運んでもらうため、用意している仕掛けなどはありますか?

マイケル「シティサファリは自治体だけではなく、様々なローカルのパートナーさんたちとも展開していく。その都市の魅力を網羅したようなイベントにするつもりだから、シティサファリに参加することでその都市が持つ多くの魅力に気付いてもらえると思うよ」

──なるほど。

マイケル「旅行代理店ではないんだけど、その都市の魅力を味わい尽くして欲しいな」

──ポケモンGOだけではなく、ということですね。

マイケル「そうだね。もちろんゲームも楽しんでもらえると思うけど、普通に旅行で訪れるよりもたくさんその都市の魅力を知ってもらえたら嬉しいな」

──僕はとにかくリアルイベントが大好きなので、シティサファリにも大いに期待しています

マイケル「リアルイベントは他のゲームアプリと違う最たるものさ。リアルイベントが無くなることは絶対にないし、これからもポケモンGOの中心であり続ける。我々も隠したりしないから、今後もリアルイベントにはぜひ期待して欲しい。そしてまだ未参加の方は、ぜひ1度参加してこの楽しさを体感して欲しいな」


ご覧のようにシティサファリは従来のサファリゾーンの代替イベントではなく、あくまで「新しいフォーマットのイベント」とのことである。会場ならではの楽しさとは違う、都市そのものの魅力を訴求するイベントとなるようだ。

・悪くないかも

ちなみに、個人的にGOフェスニューヨークは、会場よりシティパートの方が楽しかったため、街そのものに魅力があれば「シティサファリは優良イベントになるかもしれない」と考えている。街の魅力をどう伝えるのか? まずは第1弾の「ソウル」でお手並み拝見といこう。

なお、ソウル・バルセロナ・メキシコシティのチケットは絶賛発売中だ。お兄さんは半年以上前から決まっていた “親族込みの韓国旅行” がちょうどその日だったんだよね……逆に身動きが取れねえ! 親戚たちの目を盗みつつ、コソコソと頑張るつもりだ。

というわけで、新リアルイベント『シティサファリ』についてお知らせした。バルセロナもメキシコシティもきっと楽しいハズ! リアルイベントこそポケモンGOの醍醐味だと思っているので、チャンスがある方はぜひ参加してみてくれよな!! それではトレーナー諸君の健闘を祈る!

参考リンク:ポケモンGO公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:c2023 Niantic, Inc. c2023 Pokemon. c1995-2023 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)