やあ、ポケモンGOトレーナーのみんな! イベントが無くて暇してるかな? お兄さんはいま、韓国のソウルにいるよ! もちろん韓国で初開催された『サファリゾーン コヤン』に参加するためだ。

この記事では『サファリゾーン コヤン』を徹底レポート! 幾多の試練を乗り越えて挑んだ、お兄さんの韓国サファリゾーン──。44歳、やぎ座、B型中年男性トレーナーの生き様を見届けてくれ!

・サファリゾーンとは?

まず最初に「サファリゾーン」についてサクッと説明しておこう。サファリゾーンはポケモンGOの都市イベントで「GOフェスよりワンランク下のイベント」だと考えるとわかりやすい。過去には鳥取・台北・セビリア・リバプールなどで開催されてきた。

要するに「色違いが出やすく、アンノーンや地域限定ポケモンも出るお祭りイベント」で、今回の目玉は「色違いシュシュプ」「色違いアンノーンY」「マスキッパ」あたり。またサファリゾーン限定の「サファリ帽子ピカチュウ」も出現した。

台湾サファリゾーンには多くの日本人トレーナーが駆けつけたことから「韓国に参戦するトレーナーも多いのでは?」と思ったが、そこはコロナ時代。なにせ韓国入国時にPCR検査で陽性になってしまうと「7日間隔離」が待っている。ポケGOやりに来たのに7日間隔離とか……地獄かよ。

・会場はソウルから40分

そんな試練を乗り越えて、迎えたサファリゾーン初日。やって来たのはソウル市のお隣、高陽(こやん)市の「一山湖(イルサンホ)公園」だ。ソウルの中心部からは電車で40分ほど、イメージとしては「大宮」「柏」「川崎」といったところだろうか? 要するにソウル市のベッドタウンである。

一山湖公園は人口の湖が設置された巨大な公園で、外周は1周5km。つまり皇居と同クラス。常に湖を臨むことからロケーションは良好で、陽気的にもベストシーズンではなかろうか? 日陰がほとんどないため、おそらく夏場だったら……無理です。

さて、イベント当日の一山湖公園は “サファリゾーン仕様” になっており「トレードエリア」「バトルゾーン」「チームラウンジ」などがお出迎え。ピカチュウのモニュメントなども設置されており、それなりに造り込まれた印象だ。

・決戦は金曜日

そんな中、いよいよ始まった韓国サファリゾーン──。金も時間もリスクもかけて、こっちは韓国まで来とるねん! だから絶対に欲しいポケモンは全部ゲットするねん!! お兄さんの9時間1本勝負が始まった。そしてイベント開始およそ30分後……


色違いアンノーンNキターーー!


先日のGOフェスで実装されたばかりの「色違いアンノーンN」は、今回どうしても欲しかったヤツ! 幸先ヨロシ!! マスキッパもかなりの頻度で出現しており、イベント感あるゥゥウウウ! やがて……


色違いシュシュプ様ァァァアアア!!


本イベントの目玉の1つ「色違いシュシュプ」もすんなりゲット! シュシュプは1時間に2分だけ大量発生するシステムで(それ以外のときも出る)、これはGOフェスのアンノーンと同じ仕様だ。ナイアン様の「ぜひゲットしてください!」という心意気と考えてよかろう。

その後も快調に色違いをゲットし、残すは「色違いアンノーンY」だけである。途中、大雨に見舞われながらも「もう誰も俺を止められないぜ!」と、お兄さんのテンションは上がる一方である。……が。


全然色違いアンノーンYが出ない。


気付けば公園を3周し、足は棒である。加えて一山湖公園には食堂が無く、カップラーメンしかない売店があるのみ。お腹はペコペコ、足はカチカチ。というか、もし来年もやるならキッチンカーの手配をお願いします。公園は出たくないし、韓国まで来てカップラはイヤぜよ。仕方なく食ったけど。

・結果発表!

気力を振り絞り、終盤は「P.K.サンジュン(79歳)」くらいの歩行速度で駆け抜けたサファリゾーン コヤン。序盤の通信障害の影響で1時間延長した結果、合計10時間の果てしなき旅。お兄さんがゲットした色違いはというと……!



38匹!


目玉のシュシュプは6匹、サファリピカチュウは5匹、アンノーンに至っては合計10匹という大盤振る舞いである。残念ながらYだけはゲット出来なかったが、それは宿題ということにしておこう。完全勝利ではないものの「大勝利」くらいは言ってもいいのではなかろうか?

さらにマスキッパに関しては227匹もゲットしていた。「韓国まで来てシュシュプが捕れなかった……」「アンノーンが1匹しか出なかった……」なんて悲惨な結末を考えれば「まあ十分でしょう!」と納得している。色違いアンノーンYはいつか誰かにピカチュウと交換してもらおうっと!

・かつてなく穏やかなイベント

また、個人的に気になっていた韓国のポケモンGOトレーナーであるが、日本で言うところの “ゆるふわ勢” が多かった印象だ。参加者数もお兄さんが参加してきて過去の世界イベントと比較すると格段に少なく、日本・台湾・アメリカとは比べものにならないだろう。

……が、トレーナーはかなり若く、平均年齢は日本よりも20歳くらい下回っているのではないだろうか? 特に子連れや子供同士が多かったので、未来は他国よりも明るいのかもしれない。お兄さんのような目が血走ったトレーナーがほとんどいなかったことも印象的だった。

というわけで、初開催となった韓国でのサファリゾーンは「かなり楽しめた」と申し上げておこう。日本から近く、会場のロケーションも良好。あとはキッチンカーさえあれば文句なし。もし来年も開催されるならば、自信を持ってオススメだ。それではトレーナー諸君の健闘を祈る!

参考リンク:ポケモンGO公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:c2022 Niantic, Inc. c2022 Pokemon. c1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)

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