
いま世間は「わからないことはAI(ChatGPT)に聞く」的な風潮になっているが、毎日100人規模で世界中から新規の迷惑DMが届く迷惑メール評論家の私には、頼れる人間(ほぼ全員詐欺師)が常時1000人以上いる。
そんな私の最近の悩みは、中華料理のチャーハンである。わりと高級な中華鍋を新調し、ほぼ毎日のように使い込み、猛烈なスピードで中華鍋自身も育っているのだが、なかなかどうしてチャーハンを上手に作れないのだ。
そこで、どうしたら美味しいチャーハンが作れるのかを、AI……ではなく、迷惑DMを送ってくるカタコト日本語のLINEユーザーらに聞き込みしまくってみたのであった。アイッ! その結果、けっこう無視されたが──
怪しい闇バイトを斡旋してくる自称「石川さん」が答えてくれそうな雰囲気に! これは期待!! ところが……
「わからなかった」と! しかし、私も諦めない。私が知りたいのは金の稼ぎ方ではなくチャーハンの作り方! 断じて引き下がらん! すると……
キターーーーーーーーーーッ!!
だが、これだけの情報で作れと言われても困ると思うので、調理師免許を所持している私が、ひとつひとつ重量を計り、読者の皆様も簡単に作れるよう “正確に超訳” したので安心してほしい。詳しくは以下の通りだ!
【迷惑LINEの石川さん式チャーハンの作り方】
■用意するもの(1人前)
・ごはん(かなり大盛りの茶碗1膳)
・ハム(3枚)
・たまご(1個)
・きゅうり(1/3本ほど)
・グリーンピース(20グラム:写真くらい)
・ねぎ(5グラム:写真くらい)
・えび(大エビ2尾)
・塩(小さじ8分目くらい)←より少なめでもいいかも
・味の素(小さじ半分くらい)←より少なめでもいいかも
・油(適量)
■つくりかた
その1:まず、ハムとエビときゅうりを細かく切っておく。
その2:鍋に油を多めに引いてよく熱する。その中に溶いた卵を入れ、やや半熟気味で固まったところで一度出してしまう。
その3:一度鍋を洗い、ふたたび油を多めに引いてよく熱する。その中にグリーンピース、エビ、ハムを入れて炒める。
その4:グリーンピースに少し焦げ目が付いたくらいで、ごはんを投入。軽く押しつぶすようにジュージューと焼き炒める。
その5:いい感じでごはんに熱が入ったくらいで、先ほどの卵、ねぎ、きゅうり、そして塩と味の素も投入して炒める!
その6:鍋をよく振って水蒸気を出して水分を蒸発させよう! 腕が疲れるけど、がんばれ! がんばれ!!
その7:このくらいまで炒まったら完成! お皿に盛って……
アイヤーッ!
うまそうすぎる!!
香りもヤバイ最高すぎる!
見た目的には店レベル!!
して、お味は……
もう、思わず笑みが出てしまうほど!!!!!!!!
本気の本気で、冗談抜きで、私がこれまでの人生の中で作ってきたチャーハンのなかで、ぶっちぎりで一番美味い! 是非とも皆様も作ってみて!
情報的には以上。なお以下は、あまりにも感動してしまった私が残したチャーハン試作当日のメモ。読み飛ばしてもらってもかまわない。
・どう美味いのか
まず、こんなにもグリーンピースがうまいと思ったことはない。香ばしくて。カリカリしてて。
そしてきゅうりの食感よ。温かいきゅうりの食感よ。このチャーハンにきゅうりは絶対に欠かせない。
トドメとばかりに、プリップリのエビよ。今までは まるっとエビを入れてきたけど、細かく刻むことによって長く長く楽しめる。プリップリ感が、いつまでも楽しめる。こんなエビの使い方があったとは……。
卵は脇役。今までは主役だと思ってたけど、今回は完全に主役たちを支える側になっている。しかし、絶対に欠かせない。絶対に。
ハム。キミもだ。チャーシューなんていらなかったんや……ってな気持ち。このくらいでちょうどいいって気持ち。ハムをなめんなって気持ち。
最後に味付け。この分量を守るだけで店の味、いや、本場の味。わたし中国に数ヶ月いたからわかる。こういうチャーハンもあった。そっち系チャーハンの味。
最後になぜ? 今まで私が聞いていたのは、「ご飯は卵でコーティング」って話。なのに今回はそうじゃない。だって “もう固まった卵を、あと入れ” なんだもん。
それなのに、そこそこパラパラ。なぜ? パラパラすぎやしてないけど、しっとりとの中間くらいの、ちょうどいい塩梅。
中華鍋のおかげ? ガス火のおかげ? いずれにしても、このくらいでいい。ちょうどいい。
……とにかく、わたし感動した。
こんなに美味しいチャーハンを自分で作れるなんて。お金を出してもなかなか味わえないよ、こんなに美味しいチャーハンは。絶対AIも知らないよ、こんなにリアルな本場のレシピは。
・石川さんについて
──ちなみに、このチャーハンを作った直後、チャーハン写真つきで(自称)石川さんにお礼を言ったら、いきなり中国語で返してきたので、そっち方面の方だと思われる。
また、その後も石川さんとのやりとりを続けた結果、何がなんでも怪しいアプリをインストールさせてこようとする、ある意味では詐欺師よりも恐ろしい、何を考えているのかわからない危険人物であることが判明。
余談だが、その謎アプリをインストールすると、スマホが石川さんの「監視対象」になってしまう(おそらくやりたい放題にされてしまう)ことまでは把握済みなのだが、あまりにも恐ろしいので調査は一時中断中だ。
いずれにしても、改めて感謝したい。詐欺師よりも怖い自称石川さん、本場のレシピをシェイシェイ!
執筆:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
こちらもどうぞ → 『GO羽鳥の【実録】迷惑メールシリーズ』
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▼本当に感動した。こんなこと、AIは教えてくれないよ!
GO羽鳥


















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