ピーナッツ! 楽勝モードが続いた当連載「週刊デアゴスヌーピー」シーズン2であるが、その泰平を真っ二つに切り裂いたのが前号にあたる第109号だった。草パウダーの直後に花 / 葉シート登場という悪夢のフルコース展開は、おそらくあれが最初で最後になるはずだ(二度とあってたまるか)。

ただ、そういうシャレにならないイタズラを意味不明なタイミングで仕掛けてくるのがデアゴスティーニであって、こちらとしても到底油断はできない。やはり今号でも最悪のケースを想定した上で作業に臨む必要があるだろう。要警戒である。

・第110号の中身

今号から新たに始まる「定番、名場面 -チケット売り場」のボックス作り。タイトル的に草や葉っぱが出てくることはなさそうだが……いや、フェイントかもしれないので注意せねば。まず出てきたのは床板。


続いて左壁、奥壁、右壁。


背景。


久々登場、ライナスのフィギュア。


──以上である。


・超少ねぇ

あまりにもサッパリしすぎていてポン酢かと思ったぞ。だがしかし、どんな態勢からでも三苫のようなスーパーゴールを決めてくるのがデアゴスティーニ軍曹だ。ここは慎重に慎重にゲームを進めていこう。

・作業スタート

まず床板の溝に接着剤を塗って、奥壁が垂直になるように組み合わせる。


続いて左右の壁を組み合わせ……


背景の突起を奥壁の穴に差し込む。


反対側から接着剤を塗ってしっかり固定……と思ったら、ここで衝撃の事態が発生した。


まさかの終了である。

・は?

え? は? え? 終わり……? もう一度よく確認してみたが、第110号の作業はこれにてすべて終了である。おいマジかよ! 前号の数十分の一にも満たないであろう作業量に困惑しかない。バラつきがあるってレベルじゃねーぞ!


……いや、もしかしたらデアゴスティーニも、前号での死闘で真っ白に燃え尽きてしまったのかもしれない。そう、山王工業との試合を終えた後の湘北高校のように。山王戦ですべてを出し尽くした湘北は、続く3回戦、愛和学院にウソのようにボロ負けした──。


まあ、出し尽くしたのは私(あひるねこ)の方であって、ボロ負けしたのも別にお前ではないだろ。お前は一人で勝手に暴れ回っていただけだろ、という気もしなくはないが。うん、ちょっと待ってくれ。ていうか……


ボロハゲとるやないか!

・ハゲんな

ライナスよ、またお前なのか。こっちはこっちでデアゴスティーニが山王戦後の湘北みたいになっているというのに、お前は冒頭のパーツ紹介以降、一切登場せずになあなあとボロハゲとるやないか! いい加減にしろ!!

あまりにも凶悪だった第109号。その翌週の第110号では、デアゴスティーニはなぜか山王戦後の湘北みたいに終わり、一方でライナスは一人ウソみたいにボロハゲていた。俺は一体何を作っているのか……。久々に呆然とする私であった。


– 次号につづく –

参考リンク:デアゴスティーニ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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