2019年6月21日(現地時間20日)、日本人初のNBAドラフト1巡目指名でワシントン・ウィザーズ入りした八村塁選手。デビュー戦でさっそく豪快なダンクシュートを決めて大いに沸いたのも記憶に新しい。

さて、そんな八村選手がまたまた注目されている。というのも、彼がチームメイトに日本のローカル菓子をシェアしたところ「めちゃくちゃウマイ」と大絶賛! そんな海外アスリートをも魅了したお菓子『白えびビーバー』を実際に食べてみた! 

・白えびビーバーとは!

ウィザーズのトロイ・ブラウン・ジュニア選手が Instagram に載せたことから話題となったという『白えびビーバー』。こちらは、石川県金沢市の北陸製菓が製造している米菓『ビーバー』シリーズの1つだ。ビーバーは1970年に誕生、


「1970年に開催された大阪万博カナダ館のビーバー人形の歯と2本並べたカタチが似ていた事が商品名の由来。(パッケージより引用)」


と遊び心あり、歴史ありな北陸のお菓子なのだ。

白えびは、日本では ほぼ富山湾でしか採れないえびのことで、その稀少性から「富山湾の宝石」とも呼ばれている。「甘えびより甘く、それでいてしつこさがない爽やかな味わい」と評されることが多い。『白えびビーバー』は “宝石” が使われているお菓子ということである。

食べた結果……

私自身、ビーバーはお初ではないが、改めて味わってみると……ああ美味しい。

サクサクとした食感に、ほんのりした塩加減から引き立つ濃厚なえび甘さがたまらない。そして、奥深い昆布の旨味……ッ!!!! 北陸には、白えび味のお菓子が数多(あまた)存在するが、さらに昆布入りという仕様はそう多くない印象だ。

その奥行きのある味がビーバーの個性を輝かせているのではないだろうか。まさに唯一無二の「北陸の味」、富山出身の八村選手が愛し、さらに文化を越えてウィザーズの選手たちをも魅了するのも納得だ!

・メーカーに聞いてみた!

さて、ウィザーズの選手が『白えびビーバー』を絶賛した件は、海外メディアも取り上げるほど注目されているが、世界レベルで “バズった” ことについて北陸製菓に聞いてみたところ


北陸製菓「ありがたいというところと、本当にビックリしているような状況です」



とのこと。話題になって以来、とても多くの注文が寄せられ、現在、生産体制を整えている最中だという。反響は相当だったようだ。

そして、もうひとつ聞きたいことがあった。名前の由来が「形がビーバーの歯に似ている」というなら、アレをやってみたい。ビーバーの歯に見立てたビーバーポーズをやってみたい。やってもいいでしょうか!?


北陸製菓「ありがとうございます、ぜひぜひ!」


よかった……! 「フザケンナ」と怒られるかもしれないと、ずっと心に秘めていたのだが、オフィシャルにOKいただきましたーッ!

インスタ映えるかはわからないが、わかる人にはわかるネタだ。この波に乗りたい人はやってみよう!

・『カレー味』や『のどぐろ味』も / どこで買える?

ちなみに、ビーバーはプレーン味や話題の『白えび』のほかに『カレー』、『のどぐろ』もある。それ、どこで買えるの?

北陸製菓の方によると、ビーバーはこれまで北陸限定だったところ、ちょうど6月3日よりプレーン味の全国展開が始まったばかりとのこと。プレーンは全国のスーパーや輸入食材店などで購入できるそうだ。その他の味は、実店舗だと基本的に北陸エリアでの販売とのことである。

参考リンク:北陸製菓、Twitter @BR_NBAUSA Today(英語)
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼こちらが話題の動画! チームメイトの絶賛を受けドヤ顔の八村選手にも注目だ

▼白えびビーバー。定価238円

▼由来(笑)

▼適度な塩加減と、白えびの優しい甘さと香ばしさがたまらない

▼一度食べると止まらない! 罪な食べ物よの

▼昆布のうまみ豊かなプレーンは、白えびよりパンチの効いた印象だ

▼ビーバーポーズ、自撮りだと難易度が高いと判明しました