この時期に各地で開催されているクリスマスマーケット。横浜の赤レンガ倉庫で開催中のものは、圧倒的なまぶしさにボッチの筆者は身の危険を感じるほどだった。しかし全体的に見ると、スケートリンクやウマい料理など結構楽しかった。
どうやら関東ではこの他に六本木ヒルズのものと、日比谷公園のものが有名らしい。それぞれ特徴や違いはどうなっているのだろう。せっかくだし全部行ってみっか!
・六本木ヒルズ
ということでやってきたのは六本木ヒルズ。横浜の赤レンガ倉庫は敷地面積もそこそこ広いというか、そもそも屋外だった。しかし六本木ヒルズとなると……ビルの中でやるのだろうか?
正直想像がつかないが、とりあえず入ってみると……あっ、なるほど! 広場的なスペースで開催されているようだ。
赤レンガ倉庫と比べると、こちらのレジャー要素は控えめだ。あちらは家族連れや若いカップルから年配の方まで、割と幅広く楽しめる感じになっていた。
六本木ヒルズはやはり場所柄だろうか。完全に大人向けである。屋台もアルコール類の割合が多いようだ。男女問わず私服というよりはスーツ姿が目に付く。周辺で仕事を終えてからここでクリスマス気分で一杯……という方々だろうか?
敷地面積にそこまで余裕が無いので、混雑の度合いは半端無いことになっている。テーブルと椅子もそこそこ用意されていたが、確保するのは中々競争率が高い気がする。
・クリスマスマーケット単体ではなく……
では微妙なのかというとそうでもない。そもそもここは六本木ヒルズなので、各種商業施設はビル内にたっぷりあるのだ。例えば映画館では『ファンタスティックビースト』の新作や、話題の『ボヘミアンラプソディ』などが上映中。
真横の森美術館では「カードキャプターさくら展」が
マーケットそばの通路から行ける展望台では「藤子不二雄(A)展」が開催中だ。
前者は最終入館が19時までで、後者は21時半とそこそこ遅い時間までやっている。これらの映画や展示、またショッピングなどを楽しんだ後に、クリスマスマーケットで軽く1杯。メインの食事はそのあたりのレストランで……的な感じを想定している気がする。
というわけで、アルコール多めでややミニマムな六本木ヒルズのクリスマスマーケット。赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットと比較すると小規模だが、六本木ヒルズ全体で楽しむなら結構満足度は高いと思う。
手軽に1カ所でいろんなイベントをエンジョイしつつも、クリスマスマーケットも味わいたいという方には六本木ヒルズは中々いいのではないだろうか。ぜひ参考にしてみてほしい。
・イベント情報
場所:六本木ヒルズ
期間:12月25日まで
時間:11:00~21:00