ここまで思いつきでクリスマスマーケットにボッチで突撃して回ってきた筆者。大体どこも一緒だろうと思っていたが、趣向やターゲット層的にも赤レンガ倉庫六本木ヒルズのものは毛色が違い、それぞれの良さがあった

最後に残っているのは日比谷公園。敷地面積的には一番広いと思われるこちら。はたして中身はどうなっているのだろう。早速突撃してみよう!

・おなじみ日比谷公園

とはいえ、日比谷公園のイベントそのものはクリスマスと無関係に何度も来ている。たぶんいつもと同じような感じでテントが張られているのだろう。最寄の日比谷駅A13番出口から出ると……

あっ、クリスマス!


普段は大体やや大きめのパネルが建てられているだけな気がする日比谷公園のイベント。今回はゲートがイルミネーションで飾られ、それっぽくなっている。

しかし入り口のパンチ力では赤レンガ倉庫に軍配が上がるだろう。これは割と中も控えめかな? まあ周りは官公庁だらけのビジネス街だし……と思ったらいきなりハート型のリア充専用撮影スポットが!


やはりカップルが並んでおり、順番にハートの中に入っては誰かに写真を撮ってもらっている。筆者も並んだが、ハートの中は無人。後ろの高校生カップルの「このおっさん何やってんだろう」的な視線が筆者のメンタルをゴリゴリ削っていく。

・村っぽい

中は赤レンガ倉庫とも六本木ヒルズとも趣向が違う。例えるなら「村っぽい」。公園内の通路にそって、くねくねとイルミネーションで飾られた屋台が並んでいる。まるで異世界に迷い込んだような感じだ。


最初の撮影スポットは別にしても、全体的にボッチに優しい。実際、ふらっと一人で来て、その辺でビール片手に何やら食べているサラリーマンの方も結構見かける。派手すぎない程度にライトアップされた中央の噴水も個人的には好みだ。


またエリア内には大きなテントが張られており、中ではコンサートも行われている。外の比較的落ち着いた感じとはうって変わって、テント内のテンションは爆アゲ状態で、皆ノリノリで中には踊り始める方も。


・専用のマグカップで飲む

とりあえずまたグリューワインでも……と思い屋台にいくと、なんとこちら専用のマグカップで飲むことができた。このマグカップは買い取りで、そのまま持って帰れるので記念になるだろう。


おそらく紙コップでの注文もできるとは思うが、ほとんどの方がこの専用マグカップで飲んでいた。メニューの内容も、赤レンガ倉庫や六本木と同じものもあったが、他では見なかったものも多い。おそらく料理のバリエーションは一番だろう

敷地も飛びぬけて広いのでテーブルの確保は最も簡単だった。店舗の前を除けばそこまで混んでいるわけでもないので一番ゆっくりできると思う。ただし、ヒーターの設置率はそこまで高くないので防寒対策はしっかりしておいた方が良い

また、トイレなどそういった面ではすぐそばに商業施設がある六本木ヒルズや赤レンガ倉庫よりも不便だ。小さい子も含めて家族連れで……という場合は気をつけてほしい。というか、子供的には赤レンガ倉庫が一番楽しいのではないだろうか。

・勝手にランキング

せっかくなのでそれぞれを勝手にランキング付けしようと思う。とはいえ、あくまで筆者の主観であることは踏まえておいていただきたい。


イルミネーション:赤レンガ倉庫>日比谷公園>六本木ヒルズ

周辺施設込みの総合力:六本木ヒルズ>赤レンガ倉庫>日比谷公園

クリスマスマーケットのみでの快適さ:日比谷公園>赤レンガ倉庫>六本木ヒルズ

品揃え:日比谷公園>赤レンガ倉庫>六本木ヒルズ

家族連れ向き:赤レンガ倉庫>六本木ヒルズ、日比谷公園


というわけで、それぞれ思っていた以上に個性があったクリスマスマーケット。どこも25日までの開催だ。行ってみようという方はぜひ参考にしてみてほしい。

・イベント情報

場所:日比谷公園 噴水広場
期間:12月25日まで
時間:11:00~22:00

参照元:東京クリスマスマーケット
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼食べ物以外の物販も一番充実している

▼ムール貝のアヒージョもめちゃくちゃウマかったんだけど、恐ろしい速さで冷めていく

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