サッカーの試合でヒヤッとしてしまうワンシーンに、ゴールキーパーの思わぬミスがある。それもそのはず、ゴールキーパーは最後の砦。ミスひとつが失点に直結するので、ヒヤヒヤするのも必然だと言っていいだろう。だからこそゴールキーパーのミスはダメ、ゼッタイ!
……と思うところだが、サッカーは何が起こるか分からない。例えば今回ご紹介する動画「Funniest Goalkeeper Moment of the Year」に収録されたケースもそう。盛大にボールを空振りしたゴールキーパーだっているのである。
・ドイツの1部リーグであった珍プレー
まさかの珍プレーが飛び出したのは、2017年11月4日に行われたブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)の第11節「ボルシア・メンヘングラードバッハ vs マインツ」の試合。0−1で迎えた前半30分でのことだった。
自陣深くにボールを戻し、攻撃を組み立てようとしたマインツ。しかし、守護神のロビン・ツェントナー選手にボールが渡った時に事件が起きた。余裕を持ってボールを止めたと思いきや……完全に止めることができていなかったのだ。
そして次の瞬間、足元にボールがあると思い込んでいるツェントナー選手は、スカッという効果音が聞こえてきそうなくらい盛大な空振り! すでにボールは後方に転がっていたため、突如としてマインツは大ピンチに陥ってしまった。
・バックスピンが盛大な空振りを生む
ただ、かなり恥ずかしくも不幸中の幸いとはこのことか。その後、足元にボールがないことに気づいたツェントナー選手は、相手の猛チャージを必死にかわし、味方が大きくクリアしてピンチを脱した。試合結果は1−1の引き分け。もし空振りから失点していたら、別の展開が待っていたかもしれない。
なお、動画内でツェントナー選手は「バックスピンがかかっていた」と当時の状況を説明している。盛大に空振りして失点なんて目も当てられないだけに、ロッカールームでひそかにホッと胸をなでおろしたことだろう。
▼ツェントナー、うしろ!