2015年も残すところあとわずか。今年も数多くの珍プレーが飛び出したサッカー界だが、最後の最後で数年に一度あるかないかの “お笑いゴール” がドイツで誕生した。
ただ、そのゴールはお笑いだけではなく、以前Jリーグで生まれた伝説の珍ゴールにソックリだから見逃せない。まさかの展開から生まれたゴールは、どんな形から決まったのか。さっそく、動画「Bastian Zeh mit seinem „Kacktor des Jahres“」で確認してみよう!
・2013年にJリーグで生まれた伝説
Jリーグで伝説のゴールが決まったのは、2013年11月10日のこと。アルビレックス新潟と大分トリニータとの試合で、田中達也選手(新潟)が背中で決めたゴールを覚えている人も多いだろう。そう、キーパーの蹴ったボールが跳ね返って決まった「スーパーごっつあんゴール」である。
・伝説再び
数年に一度レベル……いや、それ以上に起きない珍プレーだったが、あれから約2年。ドイツで炸裂すると誰が予想しただろうか。いずれにせよ、起きてしまったものは仕方ない。プレーを簡潔に説明すると、次のようになる。
コーナーキックのクロスをキーパーがキャッチ → カウンターに転じようとしてボールを投げる → 相手選手の背中をボールが直撃 → 跳ね返ってそのままゴールへと吸い込まれる
……といった流れだ。なんというゴールが生まれてしまったのだろうか。しかも0−0の後半43分。試合終了間際の事故によるダメージは計り知れず、動画を見ているだけで胸が締めつけられる。
・美しさと切なさと気の毒さと
このオウンゴールに近い失点にチームメイトはガックシ。ミスをしたゴールキーパーは座り込んでしまった。放物線を描いてゴールに吸い込まれてしまうところがコントのようで美しいが、少しばかり気の毒だ。
▼なんということだろうか……
▼こちらは田中達也選手のゴール