先日、池袋にある超人気サウナ「かるまる」に行ったら、いわゆる “最近の若者” に対するイメージが一変した。みんなマナーを守り、気持ちよく関東最大級のサウナを満喫していたのだ。若いグループ客も、館内では1人行動をしているようだった。これが人気の理由なのか!

もしかしたら “流行りの施設” の方が、マナーやルールを守って気持ちよく過ごす空気感があるのかもしれない。なじみの銭湯も良いが、たまには “今のサウナ” を感じるのもいいだろう……と思い、日本最大級のスパ施設『スパジアムジャポン』に行ったら衝撃的過ぎて泣いた。

・スパジャポ

「スタジアム」ならぬ「スパジアム」という名前のとおり、超巨大なスパ施設が東京都の東久留米市にある。西武新宿線「田無駅」、西武池袋線「東久留米駅」、東武東上線「志木駅」「朝霞台駅」、JR武蔵野線「北朝霞駅」から無料シャトルバスが出ているぞ。

んで、特徴を先に言っておくと……15種類のお風呂とサウナ、6種類の岩盤浴、さらに屋外テラスにはテントサウナ、また約3万冊のコミックが揃うラウンジなどがあり、入浴料が大人平日750円(土日祝850円)、入浴 & 岩盤浴で1500円(土日祝1700円)だ。安い!


・いきなりの衝撃

というわけで、シャトルバスで『スパジアムジャポン』へ……待っていたのは、まるで東京ドームのような外観の超巨大温泉施設だった。すげえええええええええ! と感動した直後に、この日1発目の衝撃的な光景を目撃する。


大行列。


めちゃくちゃ並んでいた。どうやら館内が混雑しているため「入場制限」を実施しているらしい。結果的には寒空の下で約30分待つことに。人気とはいえ、まさか並ぶことになるとは……ギリギリ凍え死ぬ前に入館できてよかった。


さて、せっかくなので「入浴 & 岩盤浴」をフルで味わうぞ。下駄箱のリストバンドキーで入退館処理や食事処などの会計が行われる仕組み。ちなみにタトゥーは同店指定のカバーシール(10 × 14.5cm)1枚で隠れるならOKとのこと。


さっそく館内浴衣を選んでから……


冷えたカラダを温めるために温泉へ直行……

したのだが!


人多すぎィィィィィィイイイイイ! 


そして水風呂には……

氷を投げまくる子供ッッ!!!!


ウソだろおい……衝撃的過ぎるんですけど。若者グループもワイワイ大騒ぎ。ひっそりと泡風呂に入ってカラダを温めていたら、遠くから「ウキー!」という叫び声も聞こえた。マジでジャングルじゃねえか。


そんなわけで、サウナや水風呂はもう少し落ち着いてから利用しようと思い、館内浴衣を着て岩盤浴エリアへ……にしても人が多い。なお、館内の漫画は岩盤浴に持ち込めるとのことで、なんとなく全体的に漫画喫茶的な雰囲気


しかも……


死ぬほどイチャイチャしているカップルがアチコチにいた(1組ではない)。いやもう本当に勘弁してくれえええええ!


今のところ、あまり清潔感があるとは言えないが、気にしなければ様々な岩盤浴が楽しめる。とくに天井から雪が降ってくる「COLD HOUSE」はユニークだった。


それでも……それでも数々の知人から「スパジャポは最高!」と聞いていたので、きっとどこかに「最高!」と言えるスポットがあるはずなのだ。フードエリアで「アジアン唐揚げプレート(850円)」を食べてから、館内をぐるりと1周してみることにした。


そして……


やっと見つけた……最高に “ととのう” スポットを。5階の屋外テラスにある『GLAUNA(グラウナ)』である。こちらテントサウナが楽しめるエリアだ。たまたまテントが1棟空いていたので、貸切気分で思いっきり味わうことに。


桶に「アロマ水」を汲んで……


テントサウナ内へ。


そしてセルフロウリュウ。


「ロウリュウ」とは、フィンランドのサウナ入浴方法で、熱したサウナストーンにアロマ水をかけて水蒸気を発生させること。体感温度を上げて発汗を促すのだ。また、アロマの蒸気で心身ともにリラックスできるぞ。さっきまでのジャングルテーマパークの思い出も忘れたい。

くぅぅぅ〜たまらん。


つづいて星空の下で外気浴。行列に並んでいた頃には味わえなかった解放感が……あった。


というわけで、プライベート感あふれるテントサウナで十分にリフレッシュしてから、男湯に戻り……少し落ち着いたサウナと水風呂で完璧に仕上げたぞ。最終的には大満足。

とはいえ、個人的にはもう少し落ち着いたスポットの方が好みかな。ラウンドワン的な雰囲気で楽しみたい方はきっと最高だろう。なお、午前中の方が空いているそうなので、次に行くなら空いている時間を狙うと決めました。気になった方はぜひ!


参考リンク:スパジアムジャポン
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼とにかく広くて人が多かったです