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「月月火水木金金」「24時間働けますか?」「企業戦士」……などなど、行き過ぎた勤労を美化する言葉は多々あれど、働き過ぎは体に毒。近年では「ブラック企業」「過労死」なんて怖い言葉もあるので、みなさん気をつけていただきたい。

しかし気をつけても、仕事は仕事。頑張りすぎてしまうことだってあるのだが、現在、日本で働いている外国人サラリーマンの1週間を収めた動画が公開され、話題を集めている。彼の日々は、まさしく多忙! その目の回るような生活に、世界からは「ちょっと働き過ぎやて!」と待ったがかかっているのだ。

・日本で働く外国人サラリーマン

動画『A week in the life of a Tokyo salary man』を公開したのは、東京でサラリーマンをしているというストゥさん。ある多忙な一週間が収められているのだが、例えば月曜日の夜〜火曜日の夜はこんな感じ。

【月曜日】
PM 11:20 終電に乗るために駅に向かってダッシュ
AM 00:35 明日のお弁当の準備 → できた! → でも腹が減ったからその場で食べる
AM 00:48 エクササイズ
AM 01:00 シャワー
AM 01:30 就寝

【火曜日】
AM 07:30 起床
AM 08:00 朝食
AM 09:30 出社

PM11:15 退社
AM00:00 帰宅
AM00:30 グラノーラを買いに出る → グラノーラを食べる
AM01:00 就寝

・平均13時間以上労働!

他の日も似たような忙しさで、毎日の勤務時間は月曜〜木曜が13.5時間、金曜が15.5時間。その上、土曜日にも10時間労働と、1日平均13時間以上働いていることになる。ヒエ〜、忙しいなあと驚きつつも、「このような生活を送っているサラリーマンの方は多いのではないか?」とも思ってしまう。

・ネットの声「なんでこんな生活したいんだよ!」

だが、しかし! 第三者の目から見てみると、やはりこのような生活は間違っているようで、海外のサイト Reddit や YouTube のコメント欄は「ヤバいって!」と祭り状態なのだ。彼らの声を、少し聞いてみよう。

「なんでこんな生活したいんだよ?」
「全ては金のためだろ!」
「こんな風に働いても、自殺に追い込まれるだけだ」
「なんで日本の自殺率が高いか分かった気がする」
「グラノーラは美味しかったかい?」(ストゥさんの答え「あんまり……」)
「狂ってるよ。僕にはできないね」
「日本の出生率が低いのも無理ナイね」
「日本人の働き方を見ているけど、確かに彼らは1日10〜18時間働く。でも、その成果は驚くほど低いんだ。ほとんどの時間、働いているフリしているだけ何じゃないかと感じることがあるよ」
「6時間以上働き続けても、効率が悪いって聞いたことあるんだけど……」
「まあ、仕事好きな人々もいるよね」

実は、ストゥさんのこの超多忙生活は、主に1月から3月だけなのだとか。なので、彼も「家族のために、このような超多忙な生活を1年中続ける人がいます。どれほど重たい責任なのか、想像することすらできません」と、他の “企業戦士” に対して労いの気持ちを表しているのだった。

ちなみにストゥさんは、その忙しさにも関わらず、お弁当を作ったり、エクササイズもしたり、食器を洗ったりとチャンとやることはやっており、私(筆者)は感心してしまった次第だ。「働かなきゃ!」という気持ちになるのも分かるが、行き過ぎは禁物。どうかみなさんが、良い具合に休めることを願う。

参照元:YouTubeReddit(英語)
執筆:小千谷サチ

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