昨年2014年5月に980円で購入した、三菱の軽自動車「ミニカ・グッピー」への愛が止まらない。これまでの足跡はシリーズ『ミニカ物語』の過去記事を参照して欲しいのだが、とりあえず外観的には、カッパ風のキュートなクルマへと変貌を遂げた。
次の段階はインテリアである。なにせ車内から外観は見えない。楽しい気持ちで運転するには、車内の雰囲気作りが重要なハズだ。ということで用意してみたのが、様々な種類のLEDライト。当初は “笑えるくらいにラグジュアリー” という目標だったのだが、結果的には……車内が映画『トロン(Tron)』みたいな雰囲気になったのだ!
・ミニカをラグジュアリーにしましょう
ロケットニュース24のラグジュアリー番長といえば、三菱アウトランダーを心から愛する「なかの記者」だ。彼はこれまで数々のラグジュアリーアイデアを密かに発表しており、伝説の動画『軽デート革命 ダイハツ ハイゼットトラック』におけるハイレベルなラグジュアリー攻勢は、すべて彼のアイデアによるものだ。
そんな彼とオートバックスに行った時、唐突に「ミニカをラグジュアリーにしましょう」と言い出した。手始めに買ってみたのは、LEDのラゲッジルーム照明である。ピンクやパープル等の案も出たのだが、ミニカが濃紺なので青にしようということに。
・まるでトロン(Tron)だ!
そして、さっそくオートバックス帰りにカチャカチャと取り付けてみると──ぬおおッ! なんだか車内がエロティックな雰囲気に!! 助手席に座っているのは身重180センチを超える なかの記者(男)だけど、ちょっとドキドキしてきちゃった……。
だがしかし。これはラグジュアリーというよりもサイバー路線。妖しく顔が青光りしている なかの記者と私(筆者)は、異口同音に「まるでトロン(Tron)だ!」と大興奮。照明関係は青統一して、極限までトロンな世界を攻めてみることと相成った。
・鬼のようなタコ足配線
その後はLEDフットライトに、ネオンワイヤー、LEDテープ……を少しづつ購入。若いころはクリスマスの時でもハンダゴテを握っていた「電気のことならまかせろ」の私が、真夜中の駐車場でカチャカチャと配線していった。
ちなみに9割型の商品はシガーソケットプラグに入れるタイプなので素人でも簡単であるが、あまりにも数が多いため、シガーソケット → 4連ソケット → トグルスイッチ付き5連ソケットという、鬼のようなタコ足配線になってしまった。
返す刀で、フロントグリルにはLEDテープを仕込み、ミニランプを付けると同時にフロントグリルが鈍く青光りするような感じにしてみた。こちらの配線はシガーソケットタイプではなく、ペンチだけで配線の分岐ができる便利アイテム「配線コネクター」を駆使して、ポジションランプの配線から電源をとってみた。イイ感じだ!
さらに、こんだけLEDを使っているのだから電源も心配……ということで、バッテリーも新品に交換。新技術により電気の大容量化を実現したと大評判の、パナソニック「Blue Battery カオス」を導入。これならバッテリー切れの心配もなかろう。
・ミニカトロン
──ともあれ、車内も見事な変身をとげたミニカ・グッピー。「バタム」とドアを開けた瞬間に、映画トロンの世界にログインしていけるような……無限のサイバー空間がそこにはある。別名、ミニカトロン(Minica Tron)。動画も作ったので要チェック!
ミニカの顔つきが変わった。遠目から見ると、深海で発光するイカのようにも見えるが、東京湾アクアラインの「海ほたるパーキングエリア」が似合いそうな面構えになってきた。BGMはPerfumeが似合いそうな感じになってきた。まだまだミニカの物語は終わらない。ミニカの旅は、いま始まったばかりである。
参考リンク:Panasonic「Blue Battery カオス」
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼動画で確認「ミニカトロン」
▼そこはかとなくPerfume
▼ミニカトロン写真集
▼ちなみにこちらが映画のトロン!
▼それを踏まえてもう一度ミニカトロン
こちらもどうぞ → シリーズ「ミニカ物語」