毎日毎日、暑い日が続く。歩いているだけで汗がにじむ。この季節は、臭いには気を付けたいものだ。自分ではあまり気付かないが、もしかしたら近くにいる誰かは臭いと思っているかもしれないのだから。

部屋干しなどで洗濯物が生乾きになってしまうのは、ある程度は仕方がないことだとは思う。だが、たまに異様に生乾き臭のする服を着てる人っていない? というか、この時期けっこういない? 前から疑問だったのだが、あれは自分では臭くないのだろうか。

・生乾き臭を気にしない人

洗濯物から漂うあの嫌な臭い。私(あひるねこ)は割と臭いに敏感な方なので、あの生乾き臭は控えめに言っても好きではない。もしも自分の洗濯物からあの臭いがしようものなら、問答無用で再び洗濯機にブチ込むのみだろう。

しかし、かなり強烈な生乾き臭がしても、平気でその服を着ていられる人は意外と多いように思う。特に梅雨から真夏の時期にかけては、電車に乗ると1つの車両に1人以上、あの臭いを発している人がいないだろうか。中には、隣に座ってこられると「マジかよ」と思ってしまうレベルの猛者も存在する。

もちろん、たまたまその日着てきた服が臭い出してしまった、という人もいるはずだ。私が言っているのはそんな新兵の若造ではなく、一体どんな修羅場をくぐってきたのか? と問いたくなるような、それが常態化している英雄たちのことである。その姿はまさにレジェンド・オブ・生乾き。戦場での邂逅は、それ即ち死を意味する。

・自分は平気なの?

だが、私が疑問に感じるのはそこなのだ。あれほどの生乾き臭が出ているのに、自分では臭くないのだろうか? これが体臭ならまだ理解できる。体臭なんてものは、なかなか自分ではわからないものだからだ。しかし、あの英雄たちの場合は、その服自体が臭いわけだよ。

自分の体を覆っている衣類が臭かったら、1番臭いのは自分ではないのか? そのレベルの生乾き臭を、なぜ我慢できるのか? もしかして鼻を鍛えてるの? それとも鼻がないの? クリリンなの? 「おまえには鼻がないじゃないかっ!!!」「そっ、そうかっ!!」って感じなの?

話が天下一武道会の思い出にそれてしまった。私はそのあたりのことが気になっているのだが、いかんせん知人にそこまでの英雄がいないのである。さすがに電車内で知らない人に「自分では臭くないんですか?」とは聞けない。マジでクリリンなのかもしれないので、本当に気になるのだが……。

・対策はできる

熱湯と漂白剤に浸けておいてから洗濯するといい、という話を聞いたことがあるし、生乾きを防ぐ方法は他にもたくさんある。私はタオル類を洗う時は漂白剤をいつも入れているが、生乾きの臭いがすることはほぼないぞ。生乾き臭で悩んでいる人は、そうやって簡単なことから始めていくのがいいんじゃないかなと思う。

・周囲への気遣い

ここまで書いてきたが、なにも生乾き臭だけが悪いわけではない。過剰な香水や柔軟剤の香りだって、不快に感じている人はいる。それだけ、臭いというのはストレスになりやすいのだ。周囲の人に嫌な思いをさせないよう、最低限のマナーくらいは守って生きていきたいものである。

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.