激安の海鮮系居酒屋といえば「さくら水産」で決まりだろう。最近では500円ランチのコスパの良さばかり取りざたされているが、海鮮のつまみを楽しみながら安く飲めるのは大きな魅力である。しかし、そんなさくら水産が、現在倒産の危機に瀕しているのだ。

正確に言うと、自ら倒産しようとしているのである。一体、なぜ、こんなことをしているのか? 角ハイボール飲み放題を1時間100円で実施するなど、まったくもって理解に苦しむ行為だ。そしてさらに、条件面においても完全に意味不明なのであった。潰れたいのか!? おまえは!

・100円の裏に潜むものとは?

角ハイボールが1時間飲み放題で100円(税込108円)。いつもなら「散歩」という言葉を聞いた犬のように喜んで飛びつくが、さすがにこれは怪しい。いくらなんでも安すぎる。おそらく、他に条件があると見たね。〇品以上の注文が必須とか。で、結局それなりの値段になると。はいはい。

・2名以上で店に乗り込め

卑劣……! それで客を釣ろうだなんて許すまじ。こうなったら、この私(あひるねこ)が成敗してくれるわ。2名以上での事前予約が必要とのことで、当日は偶然ボーっと遠くを眺めていた編集部の和才を引き連れ、店へと乗り込んだ。オラ、往生せいや!

・とりあえず飲んどけ

予約したロケニュー組っちゅーもんやけど、ハイボール飲み放題、ええな? 睨みをきかせながら席に通されると、あれよあれよという間にオーダーが通り、気が付いたら角ハイボールがドンと2杯、目の前に置いてあった。お、おう……まあ、ここはひとつ、カンパぁぁぁぁぁぁぁあああい!!

・さくら水産は想像を超えてくる

おお、普通にウマいじゃないか。その後、お通しを持ってくる店員さん。野郎、始めやがったな……! ここから鬼のシステム説明来るぞコレ。と思ったら、特に何もなかった。ちょちょちょ、待てや姉ちゃん。いくつか質問させろや。以下は、そのやり取りを簡略化したものである。

「〇品以上注文しなければならないなど、何か条件はないのでしょうか?」

店員さん「ないです」

「ない」

店員さん「ないです」

「はあ……。では、私たちはやりませんが、料理を何も注文せずに、ハイボールだけ飲んで帰るのもありだと? 私たちはやりませんが」

店員さん「はい」

「マジかよ」

店員さん「あ」

「(野郎、始めやがったな……!)」

店員さん「お通し代はかかります。250円(税抜)です」

──以上である。つまりこういうことだ。他に何も頼まなければ、角ハイボール飲み放題とお通し代を合わせて、最安350円(税抜)で済む、と……。バ、バッキャロぉぉぉぉおおおお! 何がしたいんだ、おまえら。会社を潰したいのか!?

・心配になる

さくら水産の経営が心配になってきたので、応援の意味も込めて何か注文しておくか。さくらといえば、やはりこれだろう。『名物魚肉ソーセージ(税抜50円)』だ!

和才は相変わらず無表情を貫いている。嘘、嘘だよ。『天然大ばちまぐろ赤身(税抜390円)』も頼んだる。正直、お通しだけで全然戦えるが、やっぱりいろいろ頼んだ方が楽しいよな。和才も心なしか微笑んでいるように見えた。

・時間設定もヤバい

1時間制なので、そろそろラストオーダーかな? と思いきや、ここでさらなる衝撃の事実が発覚した。なんと正確には90分制で、ラストオーダーはスタートから60分後だというのだ! てことは、丸々1時間半飲んでも最安350円ってこと? おまえらいい加減にしろ!!

・予約が必要

この馬鹿げたキャンペーンは、2017年4月30日まで「Yahoo! 予約 飲食店」のネット予約のみで実施されている。ガンガン飲みに行ってほしいのだが、「こんな意味不明なサービスをする さくら水産が潰れたら困る」という人は、他に何か注文してあげるといいかもだ。

参考リンク:さくら水産Yahoo! 予約 飲食店
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼和才も心なしか微笑んでいるように見える

▼どんどんジョッキを空けよう

▼料理を2品頼んで、2人で1140円(税抜)だった