「焼肉の和民」と聞くと、ワタミ時代に注目を浴びた訴訟などのトラブルが今も頭に浮かぶかもしれない。まぁ忖度なしに言えば、イメージがめちゃくちゃ良いとは言い難いチェーンであろう。

しかしながら、私は同店をちょくちょく利用している。ファンとまではいかないが、「この価格でこの味なら全然アリ」と思うことがよくあるからだ。つい先日も、定食を食べようとお昼に立ち寄った。すると……

さすがに「え?」と思うことがありすぎたので報告したい。

・「焼肉の和民」でちょい飲みだと?

お店に入ったら、当然ながら席に通される。その際、私は気になるポスターを発見した。


お!? 「焼肉の和民」って “ちょい飲み” をやってるの? ちょいノミストを自称する私は歓喜し、席に着くなり店員さんに聞いてみた。「ちょい飲み、されてるんですか?」と。

すると店員さんは「はい、ドリンクが199円(税抜)でして」と言う。私は内心「安くなってるだけなら “ちょい飲み” は何も関係ないやん」と思ったが、同時に「ドリンクの価格が安くなったぶん量も少なくなってるから “ちょい飲み” なのかも」という考えに落ち着いた。

ただ本当のところがよく分からないので、店員さんに確認してみると……


店員さん「いえ、量は前と同じです」


うん? どーゆーこと? それだったら全然 “ちょい飲み” じゃないやん。言うまでもなく、 “ちょい飲み” とは ちょっとだけ飲むこと。

もしかして店員さんは “ちょい飲み” と何かを勘違いしたのかも。まぁググった方が早いかな。お、PR TIMESに書いてある。えーと、なになに。


「2023年5月8日(月)から5日間限定で焼肉 × ちょい飲みスタイルを気軽に楽しむことができる「みんなでカンパイ!ALL199スペシャル」を実施いたします」


は? マジかよ。ガンガン飲ませに来ている価格設定のくせに「ちょい飲みスタイルを気軽に楽しむことができる」と言うとは……正気か? 少なくとも、 “ちょい飲み” の使い方絶対に間違ってるだろ!



とややキレた私は、定食を注文する予定を変更してアルコールと肉を頼みまくることにした。当然だろう。ビールもハイボールもチューハイも税込218円と聞いたからには、定食のライスで腹を満たしている場合ではない

肉と酒。それだけを頼みまくることが、幸福度を最大化する唯一の方法なのだから。というわけで、いただきまーす!



とかやっているうちに……


合計6000円弱。定食なら1000円前後で済んだことを考えると、想定の6倍ほどお金を使ってしまったことになる。なぜこうなったのか。すべての原因は、焼肉 × アルコールが作り出す沼の深さにある。



最後に言い訳をさせてもらうと、ドリンクがほぼぜんぶ218円になる衝撃が自分の中であまりにもデカすぎた。だって、コンビニで缶ビール買うより安い価格で生ビールが飲めるんだぞ。


誰だって正気を失うだろ……という私の言い分に同意してくれる人は、「焼肉の和民」へどうぞ。なお、このキャンペーン(みんなでカンパイ!ALL199スペシャル)は2023年5月12日までだ。

参考リンク:焼肉の和民(TOP)、PR TIMES
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼これを見たら、誰だって予定が狂うに違いない

▼ちなみに、個人的にはハラミが一番お気に入り。これで495円はコスパ優秀かと思う

▼余談だが、本来注文する予定だったランチはこんな感じ