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たびたび食の安全問題が取り沙汰される中国で、先日、食品について驚きのニュースが飛び出した。ある女性が、朝に牛肉の塊を購入したそうだ。そして、いざ調理となったそのとき! なんと肉の塊が「ビクン! ビクン!!」と動き出したというのである。

驚き、不安にかられた女性は、すぐさま動く肉の動画を撮影。メディアにリークしたのだが……まずは、動く肉が収められたニュース動画を確認してみよう!

・ビクンビクンと動く生肉の塊

動く牛肉に遭遇したのは、山東省のある女性だ。女性は朝の8時頃に牛肉の塊を購入。そして9時頃、肉を切ろうとしたまさにそのとき! 牛肉が「ビクンッ! ビクンッ!!」と動いていることに気付いたのだという。

驚いた女性は、すぐさま動く肉の動画を撮影。そして、地元のテレビ局のSNSアカウントに「タレコミ」として投稿した。

・寄生虫? それともホルモン剤を投与した牛?

その動画を見てみると、確かに肉の塊が動いている! 気のせいなんてレベルではなく、肉は大きく収縮と拡張を繰り返し、まるで生きているようだ。

そんな肉を見て、女性は、寄生虫や生育の途中でホルモン剤を投与された牛ではないかと、不安になったのだという。そう言われると、「中国ならありうるかも!?」とこっちまで不安になってしまう! 

・専門家「肉が動くのは新鮮だから! 安心して!!」

ところが、テレビ局がこの動画を地元の「動物衛生監督署」の専門家に見せたところ、まさかの回答が得られたそうだ!

「安心してください! この肉はとても新鮮です!!」
「恐らく、屠殺からそう時間が経っていなかったのでしょう。中枢神経は死んでいますが、筋肉周辺や中にある末梢神経が死んでいなかったと考えられます」

なるほど、末梢神経がまだ死んでいなかったから動いた。つまり、末梢神経がまだ生きているほどこの肉は新鮮である……ということであるようだ。

・薬物投与の可能性もないらしい

なお、女性が心配していた「動いたのは薬物投与の結果では?」という点については、専門家いわく、長年の経験から薬物投与のため肉がビクビク動くということは、まずないだろうとのことだった。

ちなみに、肉の動きはしばらく置いておけば、やがて収まるものであるようだ。他の肉との違いは「新鮮すぎる」というだけなので、もちろん食用も可だという。とはいえ、実際にこんなビクンビクンと動く肉に出会ったら、驚かない人はいないのではないだろうか。

参照元:YouTube
執筆:沢井メグ