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アナログ時代を経験した成人のなかには、現代の進んだテクノロジーを十分に駆使できていない人がいるのではないだろうか。かくいう筆者も、スマホをはじめとするデバイスも基本的なことにしか使用しておらず、使いこなしているとは言い難い。

だが、最新デジタル機器に囲まれて育ったデジタル・ネイティブ世代は、アナログ世代の我々とは違う世界に生きている。以前、そんな子供たちに、ウォークマン現像用フィルムを使うカメラを与える実験動画を紹介した。

そして、動画「KIDS REACT TO VCR/VHS」昔ながらのビデオカセット・レコーダーを与えられた子供達が、はたまたオモシロい反応を見せているぞ!

・見たことはあってもVCRの用途は知らず……

通常使いはしていなくても、もしかしたら今でも自宅にVCR(ビデオカセット・レコーダー)を置いている家庭は結構あるかもしれない。動画に登場する7歳から11歳の子供達は、筋金入りのデジタル・ネイティブ世代だ。

最新テクノロジーに慣れきった彼らにVCRを渡すと、“何これ!?” という子もいれば、“これって音楽がかけられるんだっけ?” と見たことはあっても用途が分かっていない子がほとんど。DVDプレイヤーにラジオ、音楽プレイヤーや時計といった、思いつくままに見当違いな答えを出していた。

・テープをプレイヤーに入れるのに四苦八苦!!

最初に、VCRを使用するにはテレビとつなげる必要があると説明を受け、ど~んと奥幅の広いテレビが登場。続いてビデオテープを渡されると、“デカいな!” とか “DVDより使い方が複雑そう!” とそれぞれに感想をもらしていた。

次に、いよいよ実際にテープをプレーヤーに入れる段階に挑戦! だが、テープを入れる向きが分からずに四苦八苦する子が続出で、無理やり逆さに押し込んた挙句にテープが戻って来てしまった子もいた。

・画面のクオリティーがひどすぎる!

やっとテープを入れて画面に映像が映ると、“やった!” といいながらも、画像の質の悪さに戸惑う子供達。「なんだか映像がボヤけているよね」、「画面がチカチカしている!」といった声が上がり、現代のハイビジョンが当たり前の彼らには耐え難いクオリティーのようだ。

・VCRを使ってみた感想は!?

さらに、何回も見たら画像の質が落ちてくることや、ビデオレンタル店に映画を借りに行って返しに行く必要があると説明を受けると、以下のような感想が飛び出した。

「だからVCRは消えちゃったんだよ」
「今でもVCRを使ってても誰も死にはしないだろうけど、オンデマンドで24時間好きな時に見れるほうがいいわ」
「使い方が面倒じゃん! 映像を見るまでのステップが多すぎる!!」
「最新テクノロジーがかっこいいと思っている人は多いけど、ただ古いっていうだけでVCRもコンセプトは同じよね」

日本では、今でもレンタルDVD店を利用している人が多いが、アメリカではほぼレンタルDVD店は消滅してしまった。オンラインで作品をレンタルして期限内に見るか、オンデマンド配信を利用するのが一般的になっている。

アナログ世代にとって昔のテクノロジーはシンプルで扱いやすかったが、デジタル世代には複雑かつ面倒に映ってしまうとは、やはり世代の差は大きいなと実感してしまった。

参照元:YouTube
執筆:Nekolas

▼「デジタル世代にビデオカセット・レコーダーを与えてみたらこうなった!」動画はこちら