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誰にだって一生に一度や二度はあるはず。やってしもた~ッ! どないしたらえんねん!! という手痛い失敗。「ごめんなさい」では済まされないような事態になったときに、切腹するような覚悟で上司や客先に重たい足を運んでいるはずである。

そんなとき、お詫びの気持ちを存分に伝える手土産をご紹介したい。それが「切腹最中(せっぷくもなか)」である。これを持ってお詫びに行き、渾身の土下座が炸裂すれば、鬼のように怖い人でもきっと許してくれるに違いない! ……はずである。

・100年以上続く老舗

この和菓子は、東京・新橋にある御菓子司『新正堂』が販売しているものだ。お店の歴史は古く、大正元年(1912年)創業で100年以上も営業を続けている。そしてこの店の看板商品が「切腹最中」なのである。

・浅野内匠頭が切腹した場所にちなんで

なぜ切腹なのかというと、お店が『忠臣蔵』の起こりとなった田村右京太夫の屋敷跡にあるためなのだとか。田村家は、赤穂藩主の浅野内匠頭が刃傷沙汰で切腹をされた場所である。その場所にちなんで、切腹最中が誕生したそうだ。

・はみ出す「あんこ」がスゴイ!

さて、そんな切腹最中だが、何より見た目がスゴイ。最中というと、薄く焼いた皮のなかに「あんこ」が入っているのが一般的だ。しかし……切腹最中は、あんこがはみ出している。はみ出しまくっている。あんこの量が多すぎて皮が閉じていない状態だ。しかもそのあんこが艶やかに光沢を帯びていて、見るからに美味しそう。どう見たってウマイに違いないはずだ。

・名前に反するおいしさ

実際に食べてみると、皮はサックリと焼き上がっており、歯触りが心地いい。あんこはとても甘そうに見えるのだが、くどさがなく、むしろ口に入れるとパッと散るように溶けていく。さらに、あんこの奥にはモチが入っていて、ほど良い食べ応えを演出している。これら三種のいずれもクセがなく、上品で繊細な味。「切腹」という過激な言葉とは裏腹に、品位を感じさせる和菓子であった。

・ますますのご発展をお祈りします!

ちなみにお店では、「景気上昇最中」という和菓子も販売している。長引く不況を吹き飛ばすため、験(げん)担ぎの意味を込めて作られた商品なのだとか。黒字を願って黒糖を使った、縁起の良い小判型の最中なのである。切腹最中で謝罪をしたら、「御社のますますのご発展をお祈りしています!」とか何とか言いながら、「景気上昇最中」を差し出せば、客先での汚名を返上すること間違いなしだろう。

2014年が明けて間もないが、早くも「失敗しちゃった! テヘッ♪」という方は、この二品を持って上司なり客先なりに出向き、渾身の土下座を炸裂させよう! 健闘を祈るッ!!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 御菓子司 新正堂
住所 東京都港区新橋4-27-2
時間 月~金曜日9:00~20:00、土曜日9:00~17:00
定休日 日・祝(8月は土・日・祝)

Repport: 佐藤英典
Photo: Rocketnews24
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▼しょっちゅ失敗を繰り返す私(佐藤)は、またも謝罪。今回は切腹最中を献上だ
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▼何卒お許しを~……
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▼お許しを~……
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▼土下座では足りないと判断し、土下寝に移行
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▼顔面を床にこすりつけるのがポイントだ
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▼献上品の切腹最中
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▼見た目がもうウマそう!
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▼あんこが多すぎて、最中の口が開きっぱなし
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▼艶やかな あんこ が輝いている
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▼最中の皮の形がカワイイ、ゆるキャラのようだ。「せっぷくちゃん」って名前のゆるキャラを作れば良いと思う
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▼こちらは景気上昇最中
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▼小判型で実に縁起がいい
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▼先ほどの謝罪だが、「これ(切腹最中)に免じて許してやる」というお達しが下った
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▼ぐぬぬ……あ、有難き幸せ……
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▼なお、お店の前の通りは現在(2014年1月21日)工事中である
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▼ガードマンに声をかけると通してもらえるぞ
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