明治期に建てられ、実際に使われていた刑事施設を保存・公開する日本唯一の野外博物館「網走監獄」。人気漫画『ゴールデンカムイ』で、物語を左右する重要なスポットとして登場したことも記憶に新しい。
「監獄食堂」こと併設レストランは、現代の網走刑務所の食事を再現したユニークメニューで知られる。監獄食堂なくして網走監獄なし、と激推ししたい名スポットなのだが、このたび新メニューが加わったという。その名も「出獄祝い膳」(税込1650円)だ!
明治期に建てられ、実際に使われていた刑事施設を保存・公開する日本唯一の野外博物館「網走監獄」。人気漫画『ゴールデンカムイ』で、物語を左右する重要なスポットとして登場したことも記憶に新しい。
「監獄食堂」こと併設レストランは、現代の網走刑務所の食事を再現したユニークメニューで知られる。監獄食堂なくして網走監獄なし、と激推ししたい名スポットなのだが、このたび新メニューが加わったという。その名も「出獄祝い膳」(税込1650円)だ!
私(佐藤)は先日、北海道の網走市を訪ねた。網走には日本最北端の刑務所があり、旧刑務所の建造物「五翼放射状平屋舎房」は世界最古にして最大の木造行刑建造物として、有形文化財に登録されている。観光資源のひとつが刑務所という、全国でも稀な場所である。
当然、土産物は刑務所や監獄関連のものが多いのだが、もしも網走でなければ「不謹慎ではないかな?」と思ってしまうものまで販売している。さらに女満別空港には、驚くべき注意書きがあるのだが、その内容がなんとも網走らしいのだ。
日本の刑務所では木工や縫製など、さまざまな作業を通じて受刑者の更生を目指している。イベントホールで受刑者が作ったカバンや机などを販売していることがあるが、日本一有名な刑務所として知られる「網走刑務所」では、他と変わった作業があるようだ。
それは、受刑者が刑務所から約7キロほど離れた農場にある宿泊施設に住み込み、肉牛を育てて「網走監獄和牛」として出荷するという、まさに北海道らしい刑務作業。
その「網走監獄和牛」が網走刑務所横にある「エームサービス㈱網走刑務所売店」で販売しているというので、味を確かめるために網走まで行ってきたぞ!
北海道・網走は、刑務所で知られる市である。土産物屋に行くと、刑務所を題材にした商品がいくつも並べられており、観光にも一役買っているようである。実際、「博物館網走監獄」は網走刑務所をテーマにしており、旧刑務所の建造物を復元、または再現している。
その博物館で、ぜひともチェックしておきたい場所がある。それが監獄食堂だ。ここでは、現在受刑者が食べているメニューを再現した監獄食を食べることができる。そして、網走ビールが製造している、監獄をイメージした「監獄の黒」というビールを飲むこともできるのだ。