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北海道・網走は、刑務所で知られる市である。土産物屋に行くと、刑務所を題材にした商品がいくつも並べられており、観光にも一役買っているようである。実際、「博物館網走監獄」は網走刑務所をテーマにしており、旧刑務所の建造物を復元、または再現している。

・ビール「監獄の黒」

その博物館で、ぜひともチェックしておきたい場所がある。それが監獄食堂だ。ここでは、現在受刑者が食べているメニューを再現した監獄食を食べることができる。そして、網走ビールが製造している、監獄をイメージした「監獄の黒」というビールを飲むこともできるのだ。

・監獄食はウマい! 毎日食いたい

食堂のメニューでもっとも注目されるのが、やはり監獄食である。監獄食には2種類あり、さんまがメインの「A」とホッケをメインにした「B」がある。そのほかは共に、麦飯(麦3:白米7)、切干大根、春雨サラダ、みそ汁である。シンプルな内容ではあるが、これが結構おいしい。これだけのクオリティの定食を食べさせる店は少ないのではないだろうか。できることなら毎日食べたいと思うレベルである。

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・監獄をイメージ

監獄食だけでなく、メニューは充実しており、カレーや牛丼、ラーメン・そば・うどんなどもある。これらのなかで、私(佐藤)がもっとも気になったのが、「監獄の黒」というビールだ。真っ青なビール、「流氷ドラフト」を作っている網走ビールが、監獄をイメージした黒ビールを作っているのである。

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・さすが網走

味は名前に負けない骨太さ。ずっしりとした飲み口でスタウトらしい、力強い味わいである。それにしても、刑務所にまつわる商品は多数あるのだが、ついにビールまでできてしまったとは。さすが網走、刑務所も重要な観光資源のひとつのようだ。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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▼博物館網走監獄にある「監獄食堂」。博物館に入場しなくても利用できる
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▼食堂で提供されている「監獄の黒」。市内の土産物屋でも販売している
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▼麦飯を使った監獄カレー
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▼これが監獄食A
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