クルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス』での新型コロナウイルス集団感染から半年が経過した。日本のコロナ禍の “幕開け” のような出来事だったが、未だ感染収束のめどは立っていない。
前例のない事態に対応は混乱を極め、国際社会からの批判に国民として苦々しい思いもした。すっかり「クルーズ船はやばい」「諸悪の根源」のようなイメージができたように思う。
8月現在、日本に3船あるクルーズ客船はすべて予定をキャンセルし、運航を停止している。以前の記事でも書かせてもらったのだが、筆者はクルーズが好きで、国内外のいくつかの船に乗ってきた。そんな筆者が最近ダイヤモンド・プリンセスについて、そしてクルーズ船について考えていることを述べたい。