「家そば放浪記」の記事まとめ (3ページ目)

夏バテ防止にもっていこいかも【家そば放浪記】第230束:業務用食材クック-Yで買った、みうら食品『山形そば尽くし やまいもそば』322円(1人前108円)

山形県にある「みうら食品」が作る干し蕎麦は、実にクセツヨな店に置いてある。

今回を入れて3回登場であるが、1回目、2回目は、よくテレビにも出ているスーパー「アキダイ」でゲット。

そして今回は、かなり特徴的な業務系スーパー「クック-Y」での捕獲。

なんとなくだが、崖っぷちでしか採取できない「燕の巣」のような、貴重な存在感すら漂ってくる。

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たちあがれ、おやじ【家そば放浪記】第229束:親父がどこかで買ってきた、VALUE PLUS(滝沢食品)『風味豊かでのどごしの良い信州そば』258円(1人前65円)

少し前、親父が倒れた。あまりにも突然に。緊急病院に搬送されそのまま今現在も入院中。

そんなこんなで必然的に実家にも行く機会が増えたのだが、ある時、母から干し蕎麦を渡された。

なんでも、こうなる前、親父が買ってきた蕎麦であるという。自分で作って食べようとしていたらしい。

でも今は無理。賞味期限もあるし、親父を待ってる時間もない。ならば、私が代わりに食べてしまおう。

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食べる前に感じる「家」の予感は大抵あってる【家そば放浪記】第228束:西友で買った茂野製麺『味川柳つるしこそば』301円(1人前60円)

作る前から「家だな」って思う蕎麦がある。決して “家だから悪い” というわけではないが、試合する前から「家だな」となる。

例えば今回の茂野製麺『味川柳つるしこそば』もまた、茹でる前から「家だな」という予感があった。

店頭でパッケージを手に取り、裏返したらそれはほぼ確信に変わった。

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ややジャンク系な「家」が欲しい時もあるという話【家そば放浪記】第227束:西友で買った柄木田製粉『信州大盛りそば』355円(1人前89円)

このところ、ホームグラウンドならぬ我がホームスーパーマーケット「西友」の干し蕎麦コーナーの棚の中の品揃えが、実にダイナミックに変化している。

夏に向けて心機一転。フレッシュな面々をスターティングメンバーに起用しまくり、新風を吹かせようとしている感がある。

うまくいく采配もあるだろう。だが、あまりにもチャレンジしすぎて失敗するパターンもあると見た。

ついに来た、そば(そうめん含む)の季節。今がまさに「スーパーの干しそば棚が一番おもしろい時期」なのである。

そんな中、とりわけ存在感を誇っていたのが、今回のそば柄木田製粉『信州大盛りそば』である。

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創作アイデアが湧く気品ある十割【家そば放浪記】第226束:ビオラルエキマルシェで買ったムソー(山本食品)『MUSO 国内産 十割そば』581円(1人前291円)

前回、ビオラルエキマルシェで買ったムソー(山本食品)『MUSO 国内産 二八そば』をレビューした。

今回は、まったく同じ販売店かつ、まったく同じ販売者(販売メーカー)、そしてまったく同じ製造所(山本食品)の「十割版」をレビューしたいと思う。

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禁断の「置き蕎麦 / 熟成蕎麦」とは?【家そば放浪記】第225束:ビオラルエキマルシェで買ったムソー(山本食品)『MUSO 国内産 二八そば 』505円(1人前253円)

今回の商品は、大阪にある「ムソー株式会社」が販売する『MUSO 国内産<北海道産そば粉使用>二八そば(食塩不使用)』。

少し調べてみると、ムソーは歴史古き「自然食品、オーガニック食品・雑貨の専門商社」であり、公式サイトを見るに「現在の取扱アイテム数は約3500点にのぼり、全国の自然食品専門店様や生協様、百貨店様、スーパーマーケット様などと取引を行っています」と意識は高め。

そんなムソーの蕎麦を売っていたのは、「ビオラル(BIO-RAL)エキマルシェ大阪店」。これまた公式サイトを見るに「自然の恵みをいかしたオーガニック食品や健康にこだわった体にやさしい商品を豊富に取り揃えております」と意識は高め。

そして、そんな意識高めコンビから私の手元に渡ってきた商品パッケージをひっくり返すと……

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衝撃作【家そば放浪記】第224束:業務用食材クック-Yで買った、キッセイ商事株式会社 澤志庵製麺所『事前調理向け ケイタリング信州乱切りそば』355円(1人前59円)

ロケットニュース24編集部は新宿二丁目のど真ん中にあるのだが、わりとすぐ近くに「クック-Y」という業務用食材を扱ったスーパーがある。ここが非常に面白い!

業務スーパーよりも家庭用……な雰囲気を醸しつつ、地下に降りると事態は一変。まさしく業務用な冷凍食品をはじめ、今すぐ弁当屋を開業できそうなほど食品容器の品揃えも充実!

そんなクック-Yに売っていたのが今回の干し蕎麦なのであるが、これもまさしく業務用というか、間違いなく普通のスーパーでは見かけないであろう衝撃作だったので報告したい。

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“汚して” 食べたいデスマッチ系のワイルド蕎麦【家そば放浪記】第223束:西友で買った、白石興産『薮そば仕立て 五割そば』355円(1人前89円)

ちょうど前回。長い長い「そば粉の割合」についての話を書いた。

十割、二八(八割)、いろいろあるけど、どれもこれも正解ではないと。

そして前回の蕎麦は実に珍しい「七割」であったが、今回は「五割」!

裏パッケージに、実に興味深いことが書いてある。

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まさかの七割! そば粉の割合は “信念” って話【家そば放浪記】第222束:クイーンズ伊勢丹で買った、山本かじの(山本食品)『信州信濃そば』513円(1人前257円)

この商品のパッケージには「そばと言えば信州 信州と言えば信濃 信濃と言えばそば……」と呪文のように書いてある。

ちなみに作っているのは、毎度おなじみ「山本食品」(販売:山本かじの)。そう、“十割の帝王” こと、あの山本食品である。

これを冒頭の蕎麦呪文に置き換えると「山本食品と言えば十割 十割と言えば山本食品……」なのであるが、なんと今回……

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なぜ「茶そば」は比較的どこでも売ってるのか【家そば放浪記】第221束:ザ・ガーデン自由が丘で買った、濱内手延製麺所『八木長本店 茶そば』540円(1人前270円)

遠い昔、いつぞやか私は「今後、私はもう、茶そばを攻めるのはやめておくことにする。(第142束)」と宣言したが、やっぱり撤回することにする。

なぜならば……。

やたらと売っているからである。茶そばを使う瓦そばの本場である山口県でもない東京なのに、ほんっと、やたらと茶そばが売っているのだ。

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エ〜ッ、蕎麦って薬局でも売ってるの!?【家そば放浪記】第220束:スギ薬局で買った、滝沢食品『国産そば粉使用 ざるそば のどか路』343円(1人前114円)

私が干し蕎麦を探しにパトロールするのは主にスーパーマーケット。あとは銀座あたりに集まる全国各地のアンテナショップ。だが、盲点だった。薬局にも干し蕎麦が売っていたとは……!

ということで今回ご紹介したいのは、あらゆる場所で見かけるドラッグストア「スギ薬局」で発見の『国産そば粉使用 ざるそば のどか路』である。

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ウチが「特殊な蕎麦屋」になった日【家そば放浪記】第219束:ザ・ガーデン自由が丘で買った、山本かじの(山本食品)『韃靼入り十割そば』486円(1人前243円)

一時期、一瞬、我が家の「干し蕎麦ストック」が完全にゼロになった。

近所はもちろん、都内あちこちに点在している日本全国のアンテナショップで購入した干し蕎麦を、完膚なきまでに食べ尽くしてしまったのである。

いちおうスーパー等をチェックするも、過去に食べたことある蕎麦ばかり。もう都内に売っている干し蕎麦を全制覇したくらいの状況になっていた。

さて、どうしたものか……と悩んでいた今日この頃だったのだが、ここ最近、なにやら春の芽吹きの時期のように、見たこともない干し蕎麦が続々とスーパーの棚に並び始めたではないか!

時期が来た。時は来た!

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なんと初の福井の蕎麦!【家そば放浪記】第218束:星児の知人「金沢のサラリーマン松下さん」からいただいた友吉製粉製麺『越前そば』378円(1人前189円)

会社に行くと、中澤星児が私に干し蕎麦を手渡してきた。なんだ星児、どういう風の吹き回しだ……と思いきや!

先日、星児が集中的に北陸取材をしていたのだが、その時お世話になった「金沢のサラリーマンの松下さん」から託された蕎麦であるという。

パッケージを見ると「越前そば」。越前そばといえば……福井やん! いったいなぜ金沢の松下さんが福井の越前そばを……?

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もう島根に行くしかないぞ。鳥取も【家そば放浪記】第217束:亀ちゃんにもらった、イトメン『イトメンの二八そば』希望小売本体価格409円(1人前136円)

このところ、おもしろい現象が続いている。バレンタインにチョコをもらいまくるのではなく、なぜか春になってからいろんな人から干し蕎麦をもらいまくっているのである。

当連載「家そば放浪記」は基本的に “自分で探し歩くところから放浪記” としているが、きちんと対面でいただくのも良いものだな……と思い、ありがたく取り上げさせてもらうことにしたい。

ということで “いただき系” のトップバッターは、当サイトのアイドル「亀ちゃん(亀沢郁奈)」が唐突に私にくれた干し蕎麦『イトメンの二八そば』である。

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ますます高まる島根への憧れ【家そば放浪記】第216束:ライフで買った、本田商店『献上そば 羽根屋  出雲そば』税込375円(1人前188円)

もうこの連載の愛読者ならスラスラと即答できると思われるが、いちおうクイズ。

「日本三大そば」とは何でしょう?

まずは長野県の「戸隠そば」。そして、少し意外だけども、岩手県の「わんこそば」。最後に残るのが、あの “世界の佐藤” こと佐藤英典を輩出した島根県の「出雲そば」である。

なぜこんなクイズを出したのかと言えば、今回とりあげる蕎麦が、まさにまさしく出雲そばだからである。

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そば粉20%業スー蕎麦の奇跡【家そば放浪記】第215束:業務用スーパーSHIODAYAで買った、はたけなか製麺『奥の細道 おいしいおそば』税込397円(1人前80円)

今回みなさんは干し蕎麦の奇跡を目の当たりにする。

どう考えても負けると予想されていた元関取にして借金王だった人生負け組のプロレスラー安田忠夫が、バリバリのヘビー級K1戦士ジェロム・レ・バンナに総合ルールで大金星をあげた時のようなカタルシスを味わうことになるだろう。

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「もり」と「ざる」の違い【家そば放浪記】第214束:ライフで買った、山本食品『国産二八ざる蕎麦』税込537円(1人前267円)

当連載『家そば放浪記』において圧倒的な強さを誇っているメーカーが、長野県の山本食品である。

2024年4月1日時点で、ランキングは1位と4位。殿堂入りと裏殿堂を1品ずつ。松ランク(文句なしの外)が10。

あとは竹ランク(外)が2。梅ランク(家)が2。

いくつか「家(三振)」はあるものの、野球のバッターに例えるなら間違いなく4番であろう。

そんな山本選手が今回勝負をかけてきたのは「二八」の「ざる」

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「苔ランク」を初記録した伝説的干し蕎麦の新作登場【家そば放浪記】第213束:キャンドゥで買った、麺のスナオシ『おいしい田舎そば』税込108円(1人前54円)

当連載独自のランキングの中に、「苔(こけ)」というランクがある。

松竹梅(しょうちくばい)は言うまでもないが、その下に「茸(きのこ)」という独特なランクがあり、その下に位置するのが「苔(こけ)」である。

決して褒められたランクではなく、滅多なことでは入らない、ある意味では狭き門なのであるが、そのトップ入選を果たしたのが、ほかでもない麺のスナオシ『おいしいそば』であった。どんな蕎麦なのかは過去記事を参照のこと。

そして今回もまた……『おいしいそば』と同じキャンドゥで発見した、『おいしいそば』と同じメーカー「麺のスナオシ」による新作そば、その名も『おいしい田舎そば』である。

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「雪んこそば」の遺伝子を持った八割【家そば放浪記】第212束:成城石井で買った、桝田屋食品『信濃路美食 八割蕎麦』税込421円(1人前211円)

桝田屋食品(ますだやしょくひん)! 桝田屋食品といえば、言わずもがな「雪んこそば」であろう。

最近はめっきりリクエストが来なくなってしまったが、連載当初にドバーッと届いていたリクエストの中でもトップクラスの人気(推薦の多さ)を誇っていたのが「雪んこそば」という桝田屋食品の蕎麦であった。

連載89回目にしてようやく『雪んこそばつるつる』を食す機会があったが、情報によると「雪んこそば」の中でも激ウマなのは『雪んこそばゴールド』らしい……。くそーっ! なかなか辿りつかないッ!!

そして今回もまた、桝田屋食品なのに雪んこそばではなく、『信濃路美食 八割蕎麦』なのであった。

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正月から、常に私のまわりに蕎麦があった【家そば放浪記】第211束:いわて銀河プラザで買った、北舘製麺『国内産 挽きたて打ちたてそば』税込432円(1人前144円)

わたくしごとで恐縮だが、つい先日、私に蕎麦の魅力を教えてくれた祖父が亡くなった。

幼い頃から「美味しいお蕎麦屋さん」に連れて行ってくれて、ある意味、お蕎麦の英才教育をしてくれていたような気もする。

そんな祖父はうどん作りも名人級だったのだが、たまにお蕎麦も手打ちしていた。ボソボソとしている田舎っぽい、実に素朴なお蕎麦であり、私はこれはこれで美味しいなと思っていた。

今年の正月。まだ存命だった祖父に、うどんの作り方を聞きに行った時のこと。うどんの作り方を聞いているのに、祖父はなぜか蕎麦づくりの思い出を、何度も何度も私に伝えてきたのである。

じーちゃんが言っていたのは、簡単に言えばこういうことだ。

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