「ドールハウス」にまつわる記事

【あるある】デアゴスティーニ『週刊ムーミンハウスをつくる』を3年越しで完成させて思ったこと10選

特定のテーマの教材を定期的に刊行する、いわゆる分冊百科(パートワーク)の老舗「デアゴスティーニ」。歴史や自然科学、クラフトからサブカルチャーまで幅広いラインナップなので、1冊くらいは買ったことがあるかもしれません。

……が、最後まで継続したことのある人は少ないのではないでしょうか。筆者は2017年から2019年にかけて、あるシリーズを購読していました。完結号が出たのが昨年秋。創刊号から実に3年のときを経て、先日ついに作り終わったのです。

その道のりは長かった……あまりに長かった。こんなに苦労するのは、きっと筆者だけではないはず。これまでの軌跡を振り返りながら、汗と涙の「デアゴスティーニあるある」をお届けします。

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三十路の男でも「シルバニアファミリー」は楽しめるのか / 癒されたくてシルバニアデビューしてみたら “世界” を見た話

癒されたい。生き馬の目をボコボコえぐり抜く現代社会、過酷な嵐の中でほっと安らげる時間が欲しいと、1度は心に浮かべたことのある方も多いだろう。かく言う筆者も折に触れて「癒されたい」と願う日々を過ごしている。

そんな筆者の脳裏に、先日とあるおもちゃの記憶がふとよみがえった。何かと言えば「シルバニアファミリー」だ。子供の頃TVアニメに挟まれるCMでよく見かけた、癒しの化身のごときおもちゃ。今まで実物に触れたことはないが、手に取ってみれば十割十分癒されるに違いない。

確信めいた予感を抱く一方で、こうも思った。果たして三十路のおっさんである自分が、女児向けのそれを楽しめるものなのかと

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ミニチュア模型暦40年! ギターをドールハウスに再生する山本さんのこだわり

以前の記事で、使われなくなったアコースティックギターを、ドールハウスに再生する職人が世田谷にいるとお伝えした。「ドールハウス」と聞いて、作っているのは女性ではないかと、お考えになった人も多いのではないだろうか。実はこれらのミニチュアは、男性が作っている。それも現在64歳の初老の男性だ。

しかしながら、完成した作品はどれも繊細かつ緻密であり、「メルヘンチック」という言葉が相応しいほど、愛らしい世界観に溢れている。1つの作品が完成するまでに数カ月かかると教えて頂いたのだが、その制作過程と作るきっかけについて、作品を手がける山本ピアノサービスの山本さんにお話をうかがった

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壊れたアコースティックギターがよみがえる / ギターホールのなかのドールハウス

私(記者)はアコースティックギターを所有している。現在で何本目になるかわからないのだが、過去に所有していたもののほとんどを、不注意で壊してしまっている。あるときはひっくり返し、あるときはうかつにも蹴飛ばし、二度と弾くことができないような状態にしてしまったのだ。楽器はとても繊細で、小さな傷でも音が狂ってしまうもの。それを知りながら壊すような人間は、おそらく所有するべきではないのかもしれない。

では、壊れた楽器はどうなってしまうのか。再生不可能と判断されれば、多くが廃棄されることになるだろう。きれいな音を奏でることができない以上、処分するよりほかに手はない。

少なくとも私はずっとそう思っていた。いや、壊れた楽器の行く末など、考えてもみなかったのだ。世田谷にある山本ピアノサービスの調律師、山本勝彦さんが作り出す、「壊れたギターのドールハウス」に出会うまでは。山本さんはギターをドールハウスとして再生し、ギターホールのなかにとても素晴らしい空間を作り上げているのである。

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