埼玉奥地の山中にある「100万円の古民家(ロケット荘)」に入る直前、私は少しだけブルーになる。
どうせまたこの引き戸をガラガラと横にスライドさせたら、いつものように足元には無数のカメムシが息絶えているのだろう……と。
だがしかし!
埼玉奥地の山中にある「100万円の古民家(ロケット荘)」に入る直前、私は少しだけブルーになる。
どうせまたこの引き戸をガラガラと横にスライドさせたら、いつものように足元には無数のカメムシが息絶えているのだろう……と。
だがしかし!
「カメムシブロック」なる殺虫スプレーのおかげで、家の中がカメムシの死骸だらけとなった100万円の古民家。正確に数えていないが、最低でも1000匹以上はいる。はっきり言って地獄絵図だ。
一刻も早く、このカメムシの死骸(生きてるヤツもたくさんいる)を視界から消さねば……。またホウキとチリトリで掃き掃除か? いや、あれ、地味に1時間くらいかかるんだよな──とその時!
どうも今年はカメムシが多いとロケットニュースに書いてあった。
カメムシ対処法の記事まで公開されていたのだが、そんな対処法じゃ追っつかないよ……という量のカメムシが歩き回っているのが「ロケット荘」こと100万円の古民家だ。
いちいちホウキで外に追い出してもキリがないので、「カメムシ対応バルサン」を焚いてみることにしたのであった。
全国各地で大量発生しているというカメムシ。我が家のベランダにも頻繁に飛来してくるのだが、まあゴキブリが出るよりはマシ……じゃねーわ全然! こっち来んな!! 洗濯物を外に干せないではないか。
そこで部屋干し用に、窓枠に取り付けられるタイプの突っ張り物干しを設置してみることに。購入したのはアイリスオーヤマの『窓枠物干し MW-260NR』という商品だ(Amazonにて税込3482円、2023年10月23日時点)。
今年は各所でカメムシが大量発生しているらしい。
かわいげのない見た目な上に臭い匂いまで出すカメムシって本当に鬱陶しい。人間の居住スペースに入ってくるなら人間に好かれるような仕様になってから来てくれ、と思う。むしろその方が駆除されにくくなってWin-Winだと思う。
──なんてのはまあ無理な話なので、本記事ではこれまでに相当数のカメムシと戦ってきた筆者がカメムシの処理方法や匂いの落とし方をご紹介していくぞ。