全国各地で大量発生しているというカメムシ。我が家のベランダにも頻繁に飛来してくるのだが、まあゴキブリが出るよりはマシ……じゃねーわ全然! こっち来んな!! 洗濯物を外に干せないではないか。

そこで部屋干し用に、窓枠に取り付けられるタイプの突っ張り物干しを設置してみることに。購入したのはアイリスオーヤマの『窓枠物干し MW-260NR』という商品だ(Amazonにて税込3482円、2023年10月23日時点)。

・異常発生

すでに各所で報じられているが、最近やたらとカメムシに遭遇する。ヤツらはベランダに潜伏していることが多く、これでは安心して洗濯物も干せやしない。取り込む際、衣類に紛れて室内に侵入でもされたら最悪だ。

我が家では特に妻が激しくカメムシを嫌悪していて、この世から1匹残らず駆逐しない限り、ベランダに自由はないとエレン・イェーガーみたいなことを言い始めている。

もちろんそんなことは不可能なので、代替策として、窓枠に突っ張り物干しを設置。できる限り部屋干しで済むよう環境を整えることにした。物干しラックは場所を取るため却下だ。あくまで今回は省スペースにこだわりたい。

・窓枠に取り付け

アイリスオーヤマの『窓枠物干し』は、一度に約4人分、約20kgまで干すことができるという。幅は約110cmから190cmまで、高さは約190cmから260cmまで伸縮自在。天井まで突っ張れるらしい。


我が家のカーテンレールは窓枠内の天井にあるため、今回は床から窓枠の天井の間に物干しを設置しようと思うぞ。

上下の支柱ポールを組み合わせたら……


パイプの両端を天地に密着させ、上部のロックネジを根元まで締め付けて固定。


続いて下部のアジャスターも回して、しっかり圧着する。


あとはホルダーの高さを調節すれば完成だ。



・見た目スッキリ

壁スレスレに取り付けたので、正面から見ると支柱がほとんど目立たない。個人的にはかなり重要なポイントである。


使わない時はホルダーをたたんでおける。


ポールを設置するとこんな感じだ。ぶっちゃけ最初の印象では「なんか頼りないけど、こんなんに干してホントに大丈夫なんか?」と思わなくもなかったのだが……


実際に使用してみた結果、半日以上干しておいても安定していて、強度に特に問題はなかった。


上段に長いものを干すと下段のポールに触れてしまうため、多少の調整が必要であるという点だけ気になったが、概ね満足だ。

・使用感良好

やはり日光にしっかり当たってくれるのがいい。花粉を気にしないのであれば、網戸にして風通しを良くするとさらに乾きやすいだろう。浴室などに干しておくよりも、こちらの方がなんとなく気持ちいい気がしないだろうか。



カーテンを閉めると物干しは完全に見えなくなった。部屋にモノがごちゃごちゃあるのが嫌なタチなので、これはかなり理想的な状態だ。


ちなみに、カーテンを閉めたままでも使用はできるが……


そのまま干すと洗濯物がカーテンに触れてしまうため、大量にはかけられないと思われる。まあそういう機会はあまりないだろうけど、この点は注意が必要である。

・これが最善策か?

そりゃあ、できることならベランダに干したいさ。しかし今はカメムシ大量襲来という非常事態中だ。しばらくの間はこれで乗り切ろうと思う。部屋干しをしたい。でもラックは場所を取るから置きたくないという人は、窓枠物干しを選択肢に加えてみるといいかもしれないぞ。

参考リンク:Amazon「アイリスオーヤマ 窓枠物干し MW-260NR」
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.