先日、私(佐藤)は人生で初めて、メッシュ素材のアンダーウェアを試してみた。Threadsでモンベルの「ジオライン クールメッシュアンダーウェア」の評判がよく、その実力をたしかめてみたかったからだ。

上から着用したTシャツの汗染みが抑えられる上に、汗冷えもしないので良い品だと思ったのだが、アウトドア店スタッフの方にこの商品のより良い着方を教わったので、改めて検証してみることにした。

その方がいうには、アンダーウェアの上にはそれにふさわしい素材のTシャツを着用した方が、より機能性が増すというのだ。

・スタッフのアドバイス

モンベルのジオラインとは、通気性に優れ、速乾・制菌・防臭機能を備えた、同社のオリジナルの肌着ブランドである。生地表面に微細な凸凹があり、ベタつきにくい特徴があり、吸い上げた汗が蒸発するときの気化熱で涼しく感じられるとのこと。

前回の検証で私はこのジオラインのメッシュアンダーウェアの「VネックTシャツ」を着て、その上から普通のTシャツ(綿素材)を着ていた。


それでも十分、汗のべたつきが抑えられて満足していたのだが、当サイトに問い合わせ頂いた、アウトドア店のスタッフの方によると、この手のアンダーウェアはそれにふさわしい素材(綿以外)の吸汗速乾素材のウェアとの重ね着をするものとのこと。


「汗を外へと吸い上げて乾かし、放湿・放熱して、体表をドライに保つよう使うのが基本」


とお教え頂いた。そうだったのか、そもそもアンダーウェアを着る習慣がなかったので、着合わせまで考えていなかった。


それでメーカー各社は自社開発素材のアンダーの上に着る、同じく自社開発の吸汗速乾素材のTシャツを出している。モンベルの場合は、アンダーにジオライン、その上に「ウイックロン」という商品ラインを持っているという。

Tシャツやポロシャツなどを出しているので、さっそく最寄の店舗で、ウイックロンの「ラグランTシャツ」(税込3300円)を購入してきた。


ジオラインはメッシュで表面に小さな凸凹を感じる素材であるのに対し、ウイックロンはサラリとして肌感が軽い。独自の方法で紡いだ糸を使用することで、この軽い感触を実現しているそうだ。

それから光触媒効果で、においにくい工夫も施している。


・吸汗速乾素材のウイックロン

ではまず、着用前の状態をお伝えしよう。いつものようにTシャツ1枚でリュックを背負って出社。ここのところ暑い日は、編集部に来るだけで汗でビショビショになる。

リュックのショルダーストラップが当たる部分はしっかりと汗がにじみ、お腹のあたりも濡れている。


リュックが密着する背面は文字通りにビッショリだ。いつものことなので、慣れてはいるけど、それでも不快極まりない。


ジオライン + ウイックロンの組み合わせで、着心地や汗染みの具合はどう変化するのか? さっそく試してみたいと思う。


Tシャツの濡れ具合の変化を知りたいので、今回は3枚重ね。ジオライン・ウイックロン・Tシャツの順、吸汗速乾素材のTシャツを挟むことで、表に出て来る汗はどう変わるのだろうか?


早速出かけてみると、出社した時間より多少日が傾いたとはいえ、天気予報アプリが示す気温は35度。少し風はあるけど生ぬるいし、日差しも強い……。


そんな状況で着た時と同じようにリュックを背負って、30分ほど辺りを歩き回ったところ、Tシャツはこうなりました。リュックのショルダーストラップの当たる部分は、よく見ると汗がにじんでいる程度。そのほかの部分は汗染みができていない。


続いて背面。ショルダーストラップが当たっていた場所は、さすがに見てわかる程度には濡れている。とはいえ、インナーなしよりも圧倒的に面積が狭い。


ビフォー・アフターを見比べるとその違いが一目瞭然。ジオラインとウイックロンの組み合わせが功を奏している。


ちなみにTシャツを脱ぐと、その下のウイックロンは見た目にわかりにくいが結構濡れている。しかし汗濡れの不快感はほぼなく、サラリとしている


さらにその下のジオラインはしっかり濡れている。これもまた素材の特性で、濡れているけどイヤな感触ではない

これら重ね着をしたからといって、汗をかくことを防げるわけではない。だが、汗染みを抑えて汗をかくことの不快感から解放され、なおかつ汗冷えしにくい。優れた組み合わせであることはよくわかった。

しかしながら、1日に3枚もTシャツ類を消費するのは結構大変。手間がかかるので、あひるねこが3枚重ね着をやめたのにも納得した。とはいえ、長時間、屋外にいる必要があるとき、たとえば庭の手入れであったり、登山などの出かける際には、かなり有効。

モンベルでジオラインを購入するつもりの方は、一緒にウイックロンも買うと良いだろう。

参考リンク:モンベル
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24