これは大型ルーキーの予感……いや “再降臨” かもしれない。2024年4月9日、松屋がロモサルタード風『ネギたっぷり牛肉のエスニック炒め定食』の販売を開始した。

松屋ファンの方ならお分かりの通り、本商品は昨年6月に発売された「ロモサルタード定食」の遺伝子を引き継いでいる……と思われる。これは激ウマを期待してもいいのではないだろうか?

・原型はペルー料理

そもそも「ロモサルタード定食」とは、昨年松屋が期間限定で販売したペルー料理のアレンジメニューのこと。そのウマさは衝撃的で、当時私は「ここ3年の松屋で1番ウマい」と記している。

その気持ちは今なお変わらず、何なら増すばかり。他の松屋のメニューを食べても「ロモサルタードほどではない」と、良くも悪くも大きな壁として立ちはだかってしまっているのが現状だ。


・復活……か?

だがしかし、ついにロモサルタードの遺伝子を受け継ぐメニューが誕生したっぽい! まずは松屋が発表した『ネギたっぷり牛肉のエスニック炒め定食』の概要をご覧いただこう。


「柔らかい牛肉とシャキッと食感の玉ねぎ、お皿に敷き詰められたたっぷりの青ネギに、にんにくぽん酢を絡めました。

にんにくのパンチとポン酢のさっぱりとした味わいがマッチ。ほんのりエスニックが香るスパイスが旨味を後押し、ごはんがすすむ逸品です」


……なるほど。ロモサルタードの生命線とも言える “酸味” は健在のようで一安心。正直「そのままロモサルタードでも良かったんやで?」と思わなくもないが、頼むから期待を裏切らないでくれ……!

というわけで、松屋で『ネギたっぷり牛肉のエスニック炒め定食』をオーダー。価格は830円だったが、松やアプリのクーポンを使用すると4月16日午前10時までは50円引きで購入できるそうだ。



・実食

で、目の前に現れたエスニック炒めには、ロモサルタードのタレがたっぷりとかかっていた。肉は「牛焼肉定食」などで使用されていいるバラ肉のスライスだったので、言わば焼肉の姉妹商品なのかもしれない。

さっそく食べてみると……お! 口に入った瞬間のスパイスは日本にはないエスニックな風味。クミンのようなカルダモンのようなスパイスの風味は確かに「エスニック炒め」であった。

ただし、それはほんの一瞬のこと。なぜならニンニクが凄まじい勢いでスパイスの風味を消し去っていくから。松屋史上最強とまでは言わないが、余裕で四天王入りするくらいはニンニクがガツンと効いている。

また後味はポン酢なので『ネギたっぷり牛肉のエスニック炒め定食』は「にんにくポン酢味 with ふわっとスパイス」といった感じの味わいだ。シャキシャキのネギも相まって、ライスが恐ろしい勢いで減っていった。



・歯磨き必須

個人的にはロモサルタードの豚肉の方がタレをしっかり受け止めていた気もするが、それでもエスニック炒め定食も十分にウマい。松屋は「ニンニクポン酢」という強力な武器を手に入れたようだ。

というわけで、松屋の新商品『ネギたっぷり牛肉のエスニック炒め定食』についてお届けした。食後は歯磨き必須のバキバキのにんにくなので、そこだけ注意するように! 現場からは以上です!!

参照元:松屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.