キャンドゥをパトロールしていたところ、思わず「ナヌッ!」と志村けんみたいな声が出た。


すのこ付きごはん容器」……。つまるところ「冷凍ごはん容器」であるが、100均評論家の私としては看過できないポイントがある。


特許取得済」なる文言もキョーレツであるが、それよりなによりメーカーが『inomata(イノマタ化学株式会社)』なのである!!!!!!!


あのイノマタが、あの「石を投げればイノマタに当たる」ってくらい、知らず知らずのうちに皆がイノマタ製のプラカゴを買ってしまっている……ってほど、信長の野望で言えば日本統一の全国制覇してしまっている、あのイノマタが!


あのイノマタが……


「冷凍ごはん容器」戦線に参入っ……!!!!!!


これ実はとんでもないことなのである。


分かりやすく何かに例えるとしたら、かつてのゲーム業界が任天堂とセガだけだった……ところに、なんとまさかのソニー参入! ってくらい衝撃的な宣戦布告なのである。



価格は100円、モチのロンで日本製。


フタを取ると「すのこ」が入っている。


ごはんの容量は、ちょうど1膳。


フタをして冷凍……



そして、ついに幕を開けた頂上決戦!


マーナ『極(きわみ)』、“伝説の100円冷凍ごはん容器” こと『ナカヤのふっくらパック』、そして今回初参戦の『イノマタすのこ付きごはん容器』。


ちなみにマーナ『極(きわみ)』vs 『ナカヤのふっくらパック』伝説の一戦は、過去に我ながら激アツすぎる比較記事を書いているので絶対に絶対にチェックしてほしい。


※↓参照
100均の冷凍ごはん容器『ナカヤのふっくらパック』を愛する男が、いま大絶賛されているマーナの冷凍ごはん容器『極』を使った正直な感想


それはさておき……


中身のごはんを炊いたタイミングも容器に入れたタイミングも冷凍庫に入れたタイミングもすべて同じ。

それぞれ規定の時間(極500w3分30秒、ナカヤ600w3分、イノマタ600w3分)電子レンジでチンをして……


いざゴング!



お〜〜〜〜っと!


早くも、フタに差が出た。イノマタのフタに注目してほしい。


なんかベッチャリ付いちゃってる。これが吉と出るか凶と出るか……。


ともあれ、それぞれを茶碗にうつして……


……ここでひとつ浮かれた世の中に釘を刺しておきたい。


あらゆるメディアで最強最強とうたわれているマーナ『極』であるが、超ヘビーユーザーの私からしたらまだまだ完璧ではなく改良の余地はありまくる。


それこそが、


マーナ『極』の「ごはんロス問題」である。若干、残るのだ。いくら上手にすくいあげても、若干ごはんつぶが残るのである。


ちなみに「ナカヤ」のなら、これは、ほぼ無い。「ざるをひっくりかえしてドン!」ができるから、圧倒的にロスは少ない。


一方、イノマタのロス具合は……


ビチョロス(びちょびちょなうえにロスしてる)」を確認。むむむむむ……。単なるロスではなく、ビチョとは……。



さて、次のポイントは「どれだけ水分を落とせたか」という、試合前の減量ボクサーみたいな採点に移るが、

まあ見たところ、そして以前、極限レベルまで比較した時と同じく、「マーナ極」はちょうど良いくらいの水抜きで、「ナカヤ」は少し水抜きすぎなくらいの量が容器に残っている。


一方イノマタは……


「ごはんつぶが水の中に沈んでいる」という、ビジュアル的にマイナスポイントすぎる姿を見せてしまった。


今のところの採点では、イノマタ圧倒的に不利である。


しかし、おいしければ一発逆転KOも狙えるのが「冷凍ごはん容器マッチ」の醍醐味でもある。



それぞれを吟味しながら食したところ……

はい、わかりました。完璧にわかりました。


発表します。


まず、マーナ『極』は、価格が高いぶん(税込638円)、やはり完成度も最高峰。水分とのバランスが一番良く、ふわふわ、ふっくら、まさに炊き立てのような「あたためごはん」が楽しめる。納豆ごはんはコレがいいなぁ。


続いてナカヤ『ふっくらパック』であるが、100円にしては上出来。マーナが無い時代は天下を取っていただけはある。しかし、やや水分が落ちすぎてパサついている印象。特にマーナ極と比べて食べるとその差は歴然。まあ、カレー用とかにすればOKだ。


そして期待のイノマタ『すのこ付きごはん容器』であるが、冷凍ごはん容器評論家の顔も持って良いほどレビューしてきた私としては、はっきり言わざるを得ない。ダメである。残念ながらKO負けだ。


なぜなら、泣きたくなるほど完全にベチャってるのだ。ラップした冷凍ごはんをチンして食べた時と、さほど変わらないくらいベチャっている。つまるところ、水分が落ちきっていないのだ。


おそらくだけど、その原因は、容器の構造な気がする。マーナもナカヤも「平たい」感じで、水がすぐに下に落ちるようになっている。一方イノマタは平たくはない。ドンッって感じ。

で、本来なら下に落ちるべき水分が、まだごはんの途中にいて、それでベチャっているのではないかと私は思う。ここまで変わるか……ってくらい、その差は歴然としていた。



てな感じで、本当にイノマタには申し訳ないのだが、私は今後も「メインはマーナ極、サブ的にナカヤのふっくらパック」を使う体制で行こうと思う。


でも、食器や衣類を整理するためのプラカゴはイノマタであり、今後も我が家にはイノマタが常にいる状態ではあると思う。


石を投げればイノマタ。振り向けばイノマタ。きっとあなたの家でも。冷凍庫にいないだけで。


執筆:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24