あなたは覚えているだろうか? ちょうど今から1年くらい前のこと。満を持してダイソーに登場するも、基本的に温厚なスタンスの当連載100均検証においてボロクソに書かれてしまうほどポンコツだったザルつき冷凍ご飯レンチン容器『ごはん・シュウマイ・おかず保存容器』のことを……。

あれから1年。ダイソーに……再び「ザルつき冷凍ご飯レンチン容器」が登場していた! その名も『冷凍保存容器ごはん一膳』。今回のバージョンは大丈夫か!? 伝説の名容器、ナカヤの『ふっくらパック』と比べながらチェックしてみた!!

・ポンコツすぎた2019年版との比較

さっそくだが、以前の「ザルつき冷凍ご飯レンチン容器」と今回のを比べてみると、大きく変わった点は以下の3つ。


・100円で2つ入り → 100円で1つ入り
・韓国製 → 日本製
フタに「蒸気抜き弁」が付いている


また、細かいことを言うのなら、以前は「穴にバリが付いていたりする」ような極めて雑な作りだったが、今回のは非常に丁寧な作りになっていることが挙げられる。まさにクオリティ重視の「改善」といった感じだ。


・史上最強の名容器『NAKAYA』との比較

続いて比べてみるのは「過去」ではなく「最強」の容器。言わずと知れた伝説の名容器、ナカヤの『ふっくらパック』と徹底比較してみよう。


並べてみると、ダイソーの容器の方が、より多くのごはんが入るような印象だが……


実際に炊きたてごはんを入れてみると、体感的には、ほぼ同じ。どちらの商品も「一膳」を謳(うた)っているのだから当然といえば当然か。


ともあれ、冷まして……


冷凍して……


翌日……


ドン!


どちらもキンキンに冷えていやがる。んで、いよいよ緊張のレンジ解凍となるわけだが……


ダイソーの方は、「蒸気抜き弁」を開けておくことをお忘れなく。この蒸気抜き弁が、吉と出るか、凶と出るか……。


さて……


どちらもホカホカ。それでは、茶碗に移す……


──と、ここで、両者に差が出た!!


それは、ザルを通して容器に溜まった「水」の量である。もちろん、ほぼ差はない。ほぼ差はないのであるが……


ほんの少しだけ、絶対王者ナカヤの『ふっくらパック』の方が、溜まった水の量が多かった。つまり、ナカヤのほうが「余計な水分が切れた」ということであるが……


はたして、お味は……


ふむ……


ふむ……


これはアレだ……


なんつーか……


そう変わらない〜〜〜〜〜!!

心なしか、ダイソーの方が「芯までホクホク」しているような気もしたが、ナカヤの方はシャキッと余計な水分が落ちていてキレがある。まさに甲乙つけがたく、結論的にはどちらもウマい。あとは好みだ。


いずれにしても、今回のダイソー『冷凍保存容器ごはん一膳』は商品として合格である。100円グッズのみならず、これまで数々の「冷凍ご飯レンチン容器」を使ってきた私が言うのだから間違いない。点数をつけるなら90点。おめでとう!


Report:冷凍ご飯レンチン容器評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24


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▼あらためてパッケージ

▼今回は非常に丁寧なつくり

▼バリなんてない

▼パカっと開く

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