先週発売の「週刊少年サンデー 11号」がネット上で大きな話題になった理由は、シンプルに薄すぎたからである。実際に購入して確認したが、たしかに同じ週の「少年ジャンプ」と比べると異様なほど冊子が薄かった。

それでは、2024年2月14日発売の最新号はどうなっているんだろうか? こちらも同様に購入してみたところ、まったく予想外の衝撃的な事実が明らかになったためお伝えしたい。

・薄すぎて話題に

それにしても先週のサンデーは薄かった。ジャンプを横に並べてみると、その差は明白だ。


厚みはジャンプが約3cmだったのに対し、サンデーは約2.2cm。なんと0.8cmも違う。ネットで話題になったのも頷ける。


こうなると今週発売の「少年サンデー 12号」に否が応でも注目してしまうが……先週号と今週号を並べてみた結果、思わぬ事態が発生した。なんと……


まったく同じ厚さだったのである。



・またしても薄い?

驚くことにページ数まで完全に一致しているではないか。掲載作品を見てみると、先週が5作休載だったのに対し、今週は以下の4作が休載している。


・名探偵コナン(青山剛昌)
・MAO(高橋留美子)
・葬送のフリーレン(山田鐘人・アベツカサ)
・魔王城でおやすみ(熊之股鍵次)


先週も休載だった青山剛昌・高橋留美子の2大巨匠に加え、アニメも絶賛放送中の人気作『葬送のフリーレン』まで不在。まさか2号連続でこんなに薄いとは……一体サンデーはどうしてしまったのか?


と思いきや……


・異変

念のためバックナンバーを確認してみたところ、さらなる衝撃の事実が発覚してしまった。実はサンデーが薄いのは、先週と今週に限ったことではなかったのだ。

どうか驚かずにご覧いただきたい。なんと、まさかの……


ずっとこの薄さである。

・これが普通だった

2024年1号から最新12号まで、変わることなく一定の薄さを保ち続けるサンデー。画像には写っていないが、去年の号からしてすでに薄かった。



つまり薄すぎて話題になった先週号は、イレギュラーでも何でもなく、サンデーにとってただの平常運転だったのである。知らなかった……ちょっと見ない間にサンデーが薄い本になっていたとは。

おそらく今回の一件を冷静な目で見ていたのは、日頃から同誌を紙で購入している読者の方だけだろう。久しぶりに手に取るサンデーの薄さは、それほどまでに衝撃的だった。

もしかすると未来の週刊漫画雑誌は、フリーペーパーのような厚さになっている……なんてこともあるのかもしれない。漫画好きとしては複雑な気分だが、今後も定期的に観測していこうと思う。

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.