2019年11月22日、映画『アナと雪の女王2』が公開される。劇場公開版アニメーション作品としては異例の「2」となる本作。ご存じの通り、日本のみならず世界中で大ヒットを記録した「アナと雪の女王」の続編である。

今作のテーマはズバリ「なぜエルサに力が与えられたのか?」だが、試写会で一足先にアナ雪2を観た私(P.K.サンジュン)は率直にいくつかの疑問が残った。そのことをディズニーマニアに聞いたところ、完全に論破されてしまったのでご報告したい。

・ディズニーマニア降臨

誰が呼んだか、ディズニーマニア。ディズニーを愛し、ディズニーに愛された男、当編集部の田代大一朗はおそらく世界有数のディズニーマニアであろう。ちなみに先日、全国放送のクイズ番組にもディズニーライターとして出演しました。誰か気付いたかな?

それはさておき、アナと雪の女王2である。いきなりだが、基本的にはディズニーに疎い私でも本作については語れることも多い。というのも、3歳の娘と一緒にDVDで前作を見まくった関係で、アナ雪に関しては相当な知識が詰め込まれているからだ。少なく見積もっても30回は観た。

なので、アナ雪2には期待もありつつ、そして不安もありつつ……というところだったのだが。結論から申し上げると、全体的には非常にイイ作品だとは思ったが、いくつかの疑問も残ってしまった。率直に「おもしろかったけど、やや腑に落ちない」といった感じである。

・いくつか納得できない点が

ネタバレになるので詳細については触れないが、ディズニー作品は基本的にシンプルな造りであろう。それもそのハズ、あくまで子供が観て楽しい作品であることが大前提なので、複雑な要素はほとんどない。面白いかどうかは抜きにして、観終わったときに「あれはなんだったの?」と思うことは滅多にないハズだ。

ところが、アナ雪2に関してはやや疑問が残った。ストーリーや楽曲も素晴らしく、泣き所もきっちり用意されている。子供が観てもきっと楽しめるハズだし、大人が観ても満足できる作品だ。とはいえ……アレとアレはいったいどういうことだったのだろうか


田代:「確かにサンジュンさんが言いたいこともわかります。ディズニーアニメにしては珍しいパターンの作品でしたね。ただ、個人的には予想していない方向の作品だったので、期待値を上回ってきました。かなり満足しています」


さすが、何事にも前向きなディズニーマニア。「何度でも観たくなります☆」と言っていたが、私は違う。ただシンプルに「あれはどういう意味なのか?」「あそこはどうしてああなったのか?」が知りたいのだ。それらを徹底的に問い詰めてみたのだが、ディズニーマニアの鉄壁すぎるアンサーに私は完全に論破されてしまった。


サンジュン:「でも、最後の〇▼※☆■〇▼※☆■〇▼※☆■〇▼※☆■(ネタバレになるので自粛)ですよね? あそこどうなってたんですか?」


田代:「サンジュンさん、雪と同じですね。……なかなか解けないんですよ


サンジュン:「グヌヌヌ……! でも〇▼※☆■〇▼※☆■〇▼※☆■〇▼※☆■はどういう意味だったんですかね? ちょっとよくわからないんですけど!」


田代:「サンジュンさん、それも雪と同じですよ……。なかなか解けないんです


サンジュン:「いやいやいや、〇▼※☆■〇▼※☆■〇▼※☆■〇▼※☆■が謎すぎません!?」


田代:「サンジュンさん……雪と同じです。なかなか、解けないんですよ☆


サンジュン:「チックショォォォォオオオオオオオオオ!」


個人的には到底納得していないが、何も言い返せない以上、私は論破されてしまったのだろう。ここに魔法の言葉が誕生した。もしアナ雪2に文句をタレている人がいたらこう言ってやればいい「雪と同じでなかなか解けないんだよ」と──。上手いけどズル過ぎるだろ!

ちなみにディズニーマニアはアナ雪2について、以下のようにも語っていた。


田代:「自分としては雪のイメージがだいぶ変わりましたね。雪って冷たいイメージがあるじゃないですか? でも、雪が降っているから家族が家の中で集まり、雪が降っているから恋人同士が手を繋ぐ……。雪は人と人を繋げる温かい役割りを果たしているんだって☆」

私は言われるまで全くそう思わなかったことはさておき『アナと雪の女王2』そのものについては、イイ作品だし、もう1度観たいと素直に思った。雪と同じでなかなか解けない謎がある映画『アナと雪の女王2』は2019年11月22日公開だ。

参考リンク:映画「アナと雪の女王2」公式サイト
Report:P.K.サンジュン
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▼予告編はこちら。

▼「雪と同じでなかなかとけない」本作についてこれ以上の解答はない(確信)。