新年の挨拶でいまだに「あけまち⚪︎こおめでた⚪︎きん」とか言ってくる友人がいる。約30年前に大ブレイクした漫画『おぼっちゃまくん』に登場する “茶魔語” の挨拶だ。
当時アニメ化もされ、毎週「ともだち⚪︎こ」と主題歌が流れていたのが今では信じられないが、色々な茶魔語があったよな〜と思っているうちにどんどん茶魔語が頭から離れなくなり……
ついにメルカリで『茶魔語大全』なるカードセットを3000円で買ってしまった。そこで今回は、令和の今だからこそ使いたい茶魔語を皆さんにも紹介したい。
・茶魔語
伝説のギャグ漫画『おぼっちゃまくん』は、1989年から1992年までテレビアニメで放送された。主人公は小学5年生の御坊茶魔(おぼうちゃま)。「あわてるな、じっくり行け」という父親の教えから、いつも亀に乗って移動している。人呼んで「歩く身代金」だ。
そういえば、主題歌には「金で解決ぶぁい Yai Yai」なんて歌詞がある。今の時代はなんでもかんでもお金で解決できなくなりましたね……とにかく、そんな おぼっちゃまくんが使っているのが「茶魔語」ってこと。
当時、私の通っていた小学校でも茶魔語ブームが巻き起こり、ほぼ全員が冒頭で紹介した「ともだち⚪︎こ」を毎日のように連呼していた。今思うと地獄だが、茶魔語にはその場の空気を和ます魔力のようなものがあったのは確か。
・今日から使える茶魔語を紹介
というわけで、皆さんにも実際に魔力を感じてもらうべく、カードに記載されている茶魔語(コンプリートはしていません)を順番に紹介したい。簡単なものばかりだから説明はいらないだろう。一気にいくぞ。
「すいま千円」
「おそろしっこ」
「裏山鹿(うらやましか)」
「ど〜もありがチョウ」
「がんばりんご」
「イタダキマッシュルーム」
「たいけつ」
「ヒーコラヒーコラバヒンバヒン」
「にげようかん」
「ゆるしてクリンチ」
「こんにチワワ」
「こんにちわさび」
「そんなバナナ」
「なんのこっチャイナ」
「愛スクリーム」
・最後に問題
なんとなく、茶魔語の雰囲気がつかめたはずだ。では最後に問題を出したい。カードを見ておぼっちゃまくんが何と言っているのか答えてみてくれ。どんな茶魔語を使っているのか……ここまで頑張った君なら必ず答えがわかるはずだ!
正解は……
「みてこーもん」でした。
──というわけで、今日の授業はここまで。場の空気を和ます「茶魔語」が自然と口からスラスラ出てくるようになるまでしっかり復習しておくこと。それではまた会いましょう。さいならっきょ。