マンガ雑誌と言えば、週刊少年ジャンプを置いては語れまい。胸踊る冒険や闘いの中に詰め込まれた輝くような「友情・努力・勝利」は、子供たちの夢と言っても過言ではないだろう。2018年7月、そんなジャンプのドキュメンタリー「ボクらと少年ジャンプの50年」がNHKで放送される。

マンガ家や編集者に証言を聞き、現在の編集部にも密着取材するというこのドキュメンタリー。さすがに出演陣のマンガ家は豪華だ。そう思って出演陣を見ていくと……ファ!? 鳥山明さんを発掘した名物編集者・鳥嶋和彦さんがいるゥゥゥウウウ

・名物編集者

『Dr.スランプ』の作中でDr.マシリトとして登場する他、『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』のマトリフ、『とっても!ラッキーマン』のトリシマン、『幕張』の嶋鳥和彦など、ジャンプマンガで鳥嶋和彦さんをモデルにしたキャラは多い

もはや、読者にもお馴染みの名物編集者だが、そのほとんどが悪役として登場していることにマンガ家と編集者の関係を邪推してしまわないこともない

・出演陣

それはさて置き、2018年7月8日午後10時からBS1で放送されるこの番組。出演陣には時代を彩ったマンガ家たちの名前がズラリ。出演マンガ家は以下の通り。

・秋本治先生(代表作『こちら葛飾区亀有公園前派出所』)
・江口寿史先生(代表作『ストップ!! ひばりくん!』など)
・桂正和先生(代表作『電影少女』『I”s』など)
・許斐剛先生(代表作『テニスの王子様』など)
・小林よしのり先生(代表作『おぼっちゃまくん』など)
・ゆでたまご・嶋田隆司先生(代表作『キン肉マン』など)
・高橋陽一先生(代表作『キャプテン翼』など)
・つの丸先生(代表作『みどりのマキバオー』『モンモンモン』など)
・永井豪先生(代表作『デビルマン』『キューティーハニー』など)
・平松伸二先生(代表作『ドーベルマン刑事』『マーダーライセンス牙』など)
・北条司先生(代表作『シティーハンター』『キャッツ・アイ』など)
・松井優征先生(代表作『魔人探偵脳噛ネウロ』『暗殺教室』など)
・本宮ひろ志先生(代表作『俺の空』『サラリーマン金太郎』など)
・森田まさのり先生(代表作『ろくでなしBLUES』『ROOKIES』など)

──ジャンプ読者ならほとんど知っている名前かと思う。また、鳥嶋和彦さんをはじめとする歴代編集長も出演する模様。出演する編集長たちは以下だ。

・後藤広喜さん
・堀江信彦さん
・鳥嶋和彦さん

──こちらも面白いメンツ。本宮ひろ志先生を担当したこともある後藤広喜さん、北条司先生と『キャッツ・アイ』や『シティーハンター』を二人三脚で作ったという堀江信彦さん、そして言わずと知れた鳥嶋和彦さんだ。

マンガ家サイドと編集サイド、1人1人の “今だから語る” 証言に注目の本番組。現在のジャンプ編集部の連載会議にも密着したというから、マンガ好きは必見の内容となるかもしれない。

参照元:NHK
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.