発売から約1ヵ月。なんだかもう半年くらい経ったような気がしていたが、まだ1ヵ月だった。
大半のレイヴンが1周は終えているだろう。全ての分岐を把握するには3周が必須だが、今や3周クリア済みがデフォになっていてもおかしくない。
ということで今回はネタバレしまくりで、トロフィ・実績を100%までの最大の障壁や、1番ヤバかったミッション、そして取り返しがつかず未だに後悔しているミスなどに触れていきたい。
・トロコン最大の障壁
私がトロコンしたのは9月13日。11日のアプデの後だ。理由は「内装コレクター」のトロフィーを獲得できなかったから。ずっと隠しアイテムを取り漏らしてるんだろうと思って放置していた。
しかし、そうではなかったもよう。当時は全てのパーツを取得しても「〇〇コレクター」系のトロフィが獲得できないバグが存在したようなのだ。これは9月22日のアプデで修正されている。
『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』のゲームプレイの安定性改善および不具合修正のための最新アップデートファイルを配信しました。尚、今回のアップデートはバランス調整を含みません。詳細はリンクよりご確認ください。引き続き、お楽しみいただければ幸いです。https://t.co/6SwkE3G9HE
— FROMSOFTWARE (@fromsoftware_pr) September 22, 2023
私は所持済みのパーツを偶然ショップで売り買いしたらトロフィを獲得したことになり、そのまま「内装コレクター」が自動的に埋まってトロコンになった感じ。
まさかのトロコン100%への最大の障壁がバグだったというオチだ。
攻略サイト等を見たら把握できていたのだろうが、私は一切何にも頼らず自力でゲームをやる派なので、そこは乗り越えられなかった。
なお、当バグの修正を告知する公式HPの記載には以下の注釈がそえられている。
※以下のトロフィー・実績が解除されない場合、ショップメニューにて取得条件に含まれる任意のパーツを売却後、再度購入することで解除することができます。
対象は「武器コレクター」、「外装コレクター」、そして「内装コレクター」だ。もしかしたら、まだ自動的に解除されない場合があるのかもしれない。
全部集めてるのにトロフィー・実績を取れていない人は、ショップでパーツを売り買いしてみると良いだろう。
ちなみに今作のSランクの条件はかなり緩い。基本的にクリア時間さえ早ければSランクだ。
主要なボスは、ぶっちゃけ初回クリア時のペースでアイスワームとヘリを除いてほぼSランク相当だった。
3周目では特に難易度の高い新ミッションが追加されるが、両手重ショ両肩ワーム砲の前には無力だ。
道中の敵もボスも、全て瞬殺できる。Sランク取れない人はマジでこれで行けばいい。
あまりに勝ちたがりすぎるアセンブリだ。オカンがイオンで買ってきたクソダサ英語Tシャツで人前に出るのと同じくらい恥ずかしいが、ルビコンではプライドも誉れも捨てろ。
・ヤバかったミッション
次は全ミッションSランクを終えて一番ヤバかったミッションだ。皆はどこだろうか?
戦い方や愛用の武器次第な感じもあるので結構ばらけそうだが、個人的にはぶっちぎりで「武装採掘艦護衛」。
なんか硬い敵機体の他に、大量のルビコニアンデスパンジャンドラム(ヘリアンサス型)が出現する。こいつの群れは、どう考えてもどのルートのラスボスより強い。
惑星ルビコンを征服したいなら、このパンジャンドラムを量産するだけでいい。最強格らしいフロイトだって、1対1ですらこいつに勝てるか怪しいだろ。群れ相手なら轢殺待ったなし。
だいたい舐めプで余裕な両手重ショ両肩ワーム砲ですら、ここでは真剣に戦わないと瞬殺されかねない。初見でMoonlightの箱を開けた時以降、けっこう苦手意識がついてしまった。
でも腕試しでちょっとパンジャンドラム無限湧きスコアチャレンジとかやってみたい気もする。
・後悔
そして全クリ後最大の後悔。それが、本作の天然系ヒロインオールマインドちゃんの隠しボイスを逃したことだ。
詳しい条件は不明だが、とりあえずトレーニングとアリーナをノータッチで放置し、3周目の後半で初めて触れると、確実に色々と聞けるのだ。
実は私は3周どころか6周を終えてなおトレーニングはノータッチだった。しかし7周目にオールマインドルートの後半に入らない状態でトレーニングをクリアしてしまったようで、隠しボイスを聞くことができなかった……!
もう数ミッション進めてトレーニングをクリアしたら聞けたらしかったのだが、もはやこのミスは取り返しがつかない。
どうしても自分のプレイで聞きたかったので、セーブデータを消して完全に未クリアな状態からニューゲームしている。この辺は、何らかの救済措置がある仕様だと嬉しかった。
・続編の話
そしてそろそろ他のレイヴンと話したいのが、次回作についてだ。何の発表も無いが、アーマード・コアのナンバリングタイトルには、同じ世界観の続編が出るのが定番。
初代とNXは細かい話が長くなるのでスルーして、2は「ANOTHER AGE」、3は「SILENT LINE」で、4は「for Answer」、そして5(V)は「VERDICT DAY」だった。
この法則から、6(Ⅵ)にも「VI〇〇」みたいなサブタイトルの続編が出る確率は高い。
そして続編が出るなら、気になるのが過去と未来のどちらなのかという点と、未来であれば、どのルートなのかという点だ。
過去にフォーカスするなら、皆が一番興味があるのはきっとウォルターのこれまでの人生だろう。彼はコーラル技術を使用しまくりな自分用の機体を隠し持っていたことが発覚。
3周目でカーラと共にオールマインド相手に抵抗していたこと。カーラよりも長くオールマインドの手を煩わせた感があることから、彼自身も相当に腕のいいAC乗りであることがうかがえる。後にハンドラーウォルターになる若者がチラっと出てくる過去編とか面白そう。
他に注目度が高そうなのは、621に全部持っていかれた感のある本物レイヴンとその仲間たち「ブランチ」だろうか。「STVの画稿」の6が彼らなのではないかと思っているが、どうなのだろう。けっこう色んなドラマを抱えてそうで気になる。
逆に未来を舞台にするなら、「賽は投げられた」ルートは難しい気がする。コーラルのチート性質でエアちゃんが全宇宙を征服しつつある感があったので、あそこから発展する話は無さそう。
よって「ルビコンの解放者」か「レイヴンの火」後の2択ではないかと思うのだ。前者なら、ラスティがどうなったのか気になるところ。あくまで機体反応消失だったが……まあでも、死んでほしくないヤツほど死ぬからな。
そういえば、続編のラスボスにそこはかとなく過去作の主人公な臭いがするヤツというパターンが過去にあった。頭の片隅に入れておいてもいいかもしれない。
ACシリーズでは、続編にも続投してくるヤツらは色々あって前作とはだいぶ様子が変わっていることが多い。その辺の変化にだいたい人の心が無いのがフロムの良いところ。
「レイヴンの火」だと、再び燃やされた後の世界。完全にリセット状態とも言えるので、何でもできそうだ。この場合は単に世界観が同じなだけで、前作との関係性は無い話が展開されてもおかしくない。
何にせよ、再び火が付いてしまったAC熱。これはそう簡単には燃え尽きないだろう。早く続編出してくれねぇかなぁ……。
参考リンク:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
執筆:江川資具
ScreenShots:©Bandai Namco Entertainment Inc. / ©1997-2023 FromSoftware, Inc. All rights reserved.