2023年9月11日に、フロム・ソフトウェアが『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』に対するアップデートファイルの配布を開始した。

当初はアプデ内容が不明。世界中のレイヴンたちは強すぎる武器のナーフだと予想し、SNSでは有志が独自にゲーム内で洗い出してきた変更点の報告が進んでいた。

しかし、ほどなくして公式HPにて「最新アップデートに含まれる主な項目」が公開。えっ、マジであの武器たちが許されたのかよ……!?

・重ショとワーム砲

全世界のレイヴンたちから、アプデで真っ先にナーフされると思われていたであろう武器たち。それが「SG-027 ZIMMERMAN」と「VE-60SNA」。


日本では「重ショットガン」と「ワーム砲」などと呼ばれがち。英語圏では前者は「ZIMMERMAN」で、後者は「STUN NEEDLE LAUNCHER」と呼ばれており、AC6における最強格の武器となっている。

まだストーリーの攻略で苦戦している方は、とりあえず両手両肩にZIMMERMANとワーム砲でいけば、難易度が4割減くらいすると思う。ほとんどのボスはこの装備の前に1分と持たない。

PVPでも非常に強力。私の肌感覚ではあるが、1日オンラインで対人戦闘をしたら、全体の7割くらいが両手ZIMMERMAN。全体の5割くらいが両肩ワーム砲で、両方装備もけっこう居る印象。残りは限界高度4脚ミサイルマン。

間違いなく環境を支配しているので、愛されているが、ヘイトも同じくらい集めていそうな武器だ。私も遠からずナーフされると思っていた。


・上方修正

しかし、公式HPにて公開されたアプデ内容によると、ZIMMEMANもワーム砲もまさかのノータッチ!


個人的に、両者の次くらいにナーフ候補だと思っていたニードルミサイル「EL-PW-01 TRUENO」もノータッチ!!


その他、強武器と言われている両手ミサイルなども含め、レイヴンたちからナーフを予想されていた全ての武器が許されたもよう

アップデートの内容は、主にマシンガンとライフルの上方修正。つまり強化となっており、これまで不遇だった武器たちが日の目を見る可能性がもたらされた。


・許されなかった?

レイヴンたちにとって予想外だったのはこれだけではない。調整対象にまさかの名前が並んでいたのだ。公式HPにはこう書かれている。


敵機体「AAP07: BALTEUS」、「IA-13: SEA SPIDER」、「IB-01: CEL 240」において、一部攻撃のバランスを調整


これは「ウォッチポイント襲撃」のバルテウス、「海越え」のシースパイダー、そして「集積コーラル到達」のアイビスシリーズのこと。彼らは何か…されたようだ…


さっそく許されたZIMMERMANとワーム砲を担いで彼らを解放してきたが、ぶっちゃけよくわからなかった。


もちろん瞬殺せず、しばらく回避運動しながら様子を見守ったのだが、断言できる変更点は発見できなかった。

もしかしたらダメージ量とか衝撃値とか弾速、あるいはミサイルの追尾性能など、その辺の細かいところが弄られているのかもしれない。

アプデの前と後で動画を撮って、見比べないとわからないんじゃなかろうか。何にせよ、ボスへの調整は多くのレイヴンにとって予想外だったと思う。


・レイヴンの声

まさかの強武器のナーフ無しで、不遇武器の強化がメインという結果に、レイヴンたちからは以下のような歓喜の声が上がっている。


「ナーフなし、ありがてぇ」
「上方修正のみ!」
「重ショは許されたのか」
「下方修正なくて良かった」
「素敵だ…」
「素晴らしいです、ご友人…」


・対人は今後か

本アップデートに対し、フロム・ソフトウェアの小倉康敬氏が、Xにて興味深い投稿を行っていることも伝えておこう。


氏の投稿を見るに、今回のアップデートは序盤から中盤におけるストーリーの攻略面に注視したものだったもよう。オンライン対戦時のバランス調整は、今後を予定しているそうだ。


参考リンク:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON@fromsoftware_pr@senden_ogu
執筆:江川資具
ScreenShots:©Bandai Namco Entertainment Inc. / ©1997-2023 FromSoftware, Inc. All rights reserved.